「第4回日印大学等フォーラム」に出席し、インドの協定校を訪問しました
11月13日(木曜日)から17日(月曜日)にかけ、牛木学長はインドのハイデラバードで開催された「第4回日印大学等フォーラム」(科学技術振興機構主催)に出席しました。
また、これに合わせて、インド国内の複数の協定校を訪問し、研究連携や国際交流のさらなる推進に向けた協議を行いました。
同フォーラムは、日本とインドを代表する大学の学長らが一堂に会し、科学技術や高等教育分野での協力を促進することを目的に開催されています。今回は「科学技術分野における日印の連携強化に資する頭脳循環の促進」をテーマに、日本から49の大学?研究機関?企業、インドから36の大学?研究機関が参加しました。
円卓会議の一つでは、牛木学長とインド科学教育研究大学ボパール校のGobardhan Das学長が共同座長を務め、「地域中核?特色ある研究大学における日印共同研究の連携強化」について、日印7大学間で活発な議論が交わされました。本学からはサティッシュ?クマール副学長(研究担当)が発表を行い、篮球比分直播6年度から全学で推進する文部科学省「地域中核?特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」について紹介し、インド協定校との共同研究ラボの運用や大学院生への国際共同指導に向けた具体的な取組が共有されました。円卓会議に続き個別会談も行われ、本学はインド工科大学カーンプル校のManindra Agrawal学長と面会、大学間交流協定の延長や医科学分野での連携強化について合意しました。

日印大学等フォーラム参加者による集合写真

フォーラムでの円卓会議の様子

IITカーンプル校Manindra Agrawal学長との個別会談
牛木学長は、上記フォーラムの前後に、バンガロールのインド理科大学院大学(IISc)とティルバナンタプーラムのインド宇宙科学技術大学(IIST)にも訪問しました。
IIScでは、Govindan Rangarajan学長と懇談したほか、脳神経科学分野の研究拠点「Center for Brain Research」や「Center for Neuroscience」の研究者とも面会し、認知症研究やPET技術、本学脳研究所が有する脳標本組織を活用した連携について意見交換を行いました。両センターと本学は本年9月に共同シンポジウムを開催しており、今後の研究交流の発展が期待されます。
また、IIScの「量子技術研究拠点(IISc Quantum Technology Initiative)」やAI?ロボティクス分野の革新を目指す「Artpark」の視察では、多様な専門分野の研究者が集結し、学際的な技術革新に取り組む現場を知ることができました。さらに、IIScで設立準備が進むTata-IIScメディカルスクール関係者とも面会し、医学教育や医学研究での協力の可能性について情報交換を行いました。IIScでは篮球比分直播8年に、病院併設の医学部を新設予定であり、本学医科学系分野との連携強化が見込まれます。

IIScのCBRおよびCNSに所属する研究者と面会

IIScのGovindan Rangarajan学長と面会

IISc内のIQTIで活躍する研究者と面会

Tata-IIScメディカルスクール関係者と面会
IISTでは、副学長Kuruvilla Joseph教授らと会談し、本学理学部を中心に進行中のフィールド科学分野の学生交流プログラム(世界展開力強化事業)について協議しました。IISTのViswanathan Jagadambal Rajesh教授は、同プログラムのキーパーソンとして活躍しており、その功績を称え、牛木学長からリエゾン?プロフェッサー(LP)任命状を授与しました。さらに、IISTの「Ponmudi気候観測所」も訪問し、エアロゾルや雲物理、温室効果ガスなど大気科学の先端観測機器を視察しました。
本学は今後もインドをはじめとする海外の研究機関との連携を強化し、地域の研究拠点創出と国際交流活動を積極的に推進していきます。

IISTのKuruvilla副学長ら関係者と面会

新潟大学LP委嘱状の交付を受けたIISTのRajesh教授(中央)

Ponmudi気候観測所を見学
本件に関するお問合わせ先
グローバルキャンパス推進課
電話 025-262-6935