駐日欧州連合(EU)代表部特命全権大使が来学しました
4月4日に、駐日欧州連合(EU)代表部のジャン=エリック?パケ特命全権大使ら4名が来学しました。
本学五十嵐キャンパスを訪問した駐日EU代表部一行は、まず牛木学長、川端理事(総括?社会連携担当)、末吉理事(研究担当)、染矢理事(グローバル推進担当)らを表敬訪問し、EUと日本の研究協力の可能性について意見交換しました。牛木学長からは、本学日本酒学センターとフランス?ボルドー大学ブドウ?ワイン科学研究所との協力関係について紹介があり、パケ大使からもEUの有用ファンド等を利用したヨーロッパとの研究交流の推進について提案がありました。
その後、パケ大使は農学部の新入生向けに “The EU and Japan – like-minded partners in a changing world –” と題し、特別講義を行いました。本学では「食と健康」領域を研究活動における重点領域の一つに設定しており、農学を志す新入生向けに、EUの研究政策立案部門での経験が豊富なパケ大使による講演を設定しました。
パケ大使は、約170名の学生らに向け、EUと日本の関係性について紹介するとともに、気候変動や昨今の社会情勢等、世界が抱える主要な問題を解決する手立てとして、農学を学ぶことの重要性を強調されました。農学部新入生からも「紛争の解決において農学が果たす役割」について、英語で質問があるなど、パケ大使の講演を機に、自身の専攻分野が社会に果たす役割について熱心に考える様子が伺われました。講演後、パケ大使は農学分野を専攻する外国人留学生とのディスカッションにも臨まれ、活発な意見交換を行っていました。
このほか、パケ大使は農学部教員とも交流する機会を持ち、本学の伊藤紀美子教授からはEUとの共同研究に基づく研究成果の報告等がありました。また、植物ウイルスを研究対象とする実験室も見学し、スペイン高等科学研究院(CSIC)と共同研究を進める湊菜未准教授から研究内容の説明を受けました。パケ大使は、研究内容に対して熱心に質問するとともに、同席した農学部学生?大学院生らにも自身の研究分野を選んだ理由を尋ねるなど、積極的に関係者と交流をしていました。





本件に関するお問い合わせ先
グローバルキャンパス推進課
電話 025-262-6935