篮球比分直播6年度卒業式を挙行しました
3月24日、新潟市中央区の朱鷺メッセにおいて、篮球比分直播6年度卒業式を挙行しました。
今回、学位記及び修了証書の授与を受けた者は、学部卒業生2,301人、大学院修了生668人、養護教諭特別別科修了生49人の合わせて3,018人と博士学位論文提出による学位記授与者3人でした。また、学部卒業生のうち、所属する学部の学位に加えて、特定の課題?分野における学習成果を認証する新潟大学独自の「副専攻制度」により認証を受けた者は30人でした。
式では、各代表者に牛木辰男学長から学位記、修了証書及び副専攻認定証書がそれぞれ授与されました。
その後、牛木学長から、卒業生?修了生に贈る言葉として「どうか、新潟大学で学んだこと、「自律と創生」の精神を一灯と頼み、あるいは自身の「夢」や「希望」を一灯と頼み、恐れずに、予測できない未来に立ち向かっていってください。知的好奇心を持ち続け、学ぶことを忘れずに前に進んでいってください。それが、新潟のシンボル「柳」のように、しなやかで折れない「真の強さ」に繋がるのだと思います。」との告辞が述べられました。
これに対して、卒業生?修了生を代表し、人文学部卒業生の牧絵里加さんから「私たちが新潟大学の学生として、勉学をはじめとした多様な活動を通じて、人間として大きく成長する機会を得ることができましたのは、多くの方々のご支援の賜物です。熱心にご指導いただきました先生方や先輩方、共に学び歩んだ仲間たち、いつも温かく見守ってくれた家族、地域の方々、すべての皆様に卒業生?修了生を代表して改めて厚く御礼申し上げます。」と答辞が述べられました。
卒業生、修了生の皆さんが、自信と誇りをもって社会に大きく羽ばたき、その前途が幸多きものになるよう、心より祈念しております。卒業並びに修了、誠におめでとうございました。
学長告辞

卒業生代表答辞
風雪が吹き荒れたこの新潟の地も、日を追うごとに春が深まり、心華やぐ季節となりました。
本日は、牛木学長をはじめとする諸先生方、ご来賓の皆様のご臨席を賜り、このような盛大な式典を挙行していただきましたこと、心より御礼申し上げます。4年前には訪れることができなかったこの場所に、今日こうして共に学んだ仲間たちと集うことができ、深い喜びを感じております。今ほど、牛木学長からいただきました励ましのお言葉を胸に刻み、これからの新たな門出に向け、卒業生?修了生一同、より一層精進してまいります。
4年前の春、篮球比分直播3年は依然として篮球比分直播感染症が猛威を振るっており、入学式も例年どおりの挙行とはなりませんでした。そのような未曽有の状況の中でも、臨機応変に学びの場を整え、質の高い教育を保証してくださった先生方や、職員の皆様への感謝は決して尽きることがありません。
時間の経過とともに感染状況が落ち着き、2年次以降には対面授業や実習、サークル活動、地域の皆様との交流など、本来の大学生活がゆっくりと戻ってきました。仲間と直接顔を合わせて笑い合える喜びの中で、私は人と人とのつながりの大切さに改めて気づかされました。講義や実習、アルバイト、ボランティア活動を通して出会った多くの方々から、新しい視点や多様な価値観を教えていただきました。特に、友人とイギリス?アメリカの文学作品や文化について語り合い、ときに熱く議論を交わしながら自分の考えを深めていった日々は、私にとってかけがえのない経験となりました。異なる価値観を持つ仲間と共に学び、議論を重ねていくことで、物事を多面的に捉える柔軟な思考力や広い視野を身につけることができたと実感しております。私は卒業後、念願の教職に就くことになりますが、子どもたち一人ひとりの個性や価値観を尊重し、彼らの成長を支えていくために必要な力が、新潟大学での学びの中で培われたのではないかと思います。多様で柔軟な視点を持つことは、今後の教育現場において、さらに必要になってくると考えます。未来を担う子どもたちにもその価値を伝え、彼らの可能性を最大限に引き出せるよう努めてまいります。
また、昨今のロシアによるウクライナへの軍事侵攻や、パレスチナ?ガザでの人道危機など、様々な世界情勢を目にする中、平和で落ちついた環境で学業に取り組むことができた幸せを喜ばなくてはならないと感じております。当たり前のものとして享受している日常は、実は永遠に続くものではなく、私たち自身が不断の努力で維持していかなければならないものであることを痛感いたしました。今年は太平洋戦争?第二次世界大戦の終結から80年を迎えます。昨年、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞したことは、平和を希求し続けることの意義を私たちに改めて思い起こさせる出来事でした。私たちは、先人たちが苦しい時代を経て築き上げた平和の重みを受け止めつつ、その価値を次世代へと伝えていく義務を負っています。私は卒業論文で、イギリスの作家E?M?フォースターの作品を研究しました。彼は人と人との結びつきを重んじ、社会の分断や対立を超えるための道を模索し続け、「たえず他人の立場に身をおく寛容の精神こそが文明の基礎である」と説いています。異なる価値観や背景を持つ人々が互いを理解し合おうとする努力こそが、持続的な平和へとつながるのではないでしょうか。混迷する世界情勢の中で、調和のとれた国際社会を形成することは容易ではありません。しかし、私たち一人ひとりが人と人とのつながりに思いを巡らせ、互いを理解しようとする努力を続けることが、その実現への一助となると信じています。
今後、私たちはそれぞれの道に踏み出すことになります。入学式において、牛木学長から新潟大学の理念である「自律と創生」について、「物事を自分の目で見極め、判断する力である」とご教示いただきました。このお言葉を道しるべとして、卒業生?修了生一同、平和でより良い社会の実現に貢献していくことを誓います。
最後になりますが、私たちが新潟大学の学生として、勉学をはじめとした多様な活動を通じて、人間として大きく成長する機会を得ることができましたのは、多くの方々のご支援の賜物です。熱心にご指導いただきました先生方や先輩方、共に学び歩んだ仲間たち、いつも温かく見守ってくれた家族、地域の方々、すべての皆様に卒業生?修了生を代表して改めて厚く御礼申し上げます。そして、後輩の皆様のますますのご活躍と新潟大学のさらなるご発展を願い、ここに答辞とさせていただきます。
篮球比分直播7年3月24日
卒業生代表
人文学部人文学科 牧絵里加


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