このページの本文へ移動
  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 日本在来イネ品種「雄町」の茎の太さに関わるゲノム領域を特定~在来品種の未利用遺伝子の活用で台風に強い食用米、酒米品種開発に貢献~

日本在来イネ品種「雄町」の茎の太さに関わるゲノム領域を特定~在来品種の未利用遺伝子の活用で台風に強い食用米、酒米品種開発に貢献~

2023年02月03日 金曜日 研究成果

東京農工大学大学院連合農学研究科 千装公樹氏、同大学大学院農学研究院生物生産科学部門 大川泰一郎教授、本学大学院自然科学研究科 山崎将紀教授らの共同研究グループは、茎の太い日本在来イネ品種「雄町」の茎の太さをもたらすゲノム領域を量的形質遺伝子座解析(QTL解析)により特定することに成功しました。この成果により今後、現代の育種では未利用の在来品種がもつ遺伝子を利用することで、地球温暖化により強大化する台風に耐える茎の強いイネ新品種の開発、米を主食とする我が国を含む東アジアおよび東南アジアや米消費量が増大しているアフリカをはじめとする世界の米生産の増加、気候変動下における米の安定生産が推進できると期待されます。
本研究成果は、「Rice」に2023年1月27日に掲載されました。

研究内容の詳細

日本在来イネ品種「雄町」の茎の太さに関わるゲノム領域を特定~在来品種の未利用遺伝子の活用で台風に強い食用米、酒米品種開発に貢献~(PDF:0.7MB)

論文情報

【掲載誌】Rice
【論文タイトル】Identification of novel quantitative trait loci for culm thickness of rice derived from strong-culm landrace in Japan, Omachi
【著者】 K. Chigira, M. Yamasaki, S. Adachi, A. J. Nagano and T. Ookawa
【doi】10.1186/s12284-023-00621-8

本件に関するお問い合わせ先

広報室
?E-mail pr-office@adm.niigata-u.ac.jp

他のニュースも読む