カザフスタン共和国、キルギス共和国向け日本留学フェアを開催しました
本学は、12月14日(水)にカザフスタン共和国およびキルギス共和国向けの「日本留学フェア」をオンライン形式で開催しました。日本語?日本文化の学習者を対象とし、将来、日本に留学し、学問を究めたい学生らにさまざまな有益情報を提供しました。両国から合わせて約55人が参加し、日本留学への高い関心や熱意が伺えました。
日本留学フェアは、日本への留学生数の増加を目指す国の事業「日本留学海外拠点連携推進事業」の一環として開かれました。本学は北海道大学及び筑波大学とともに文部科学省より委託を受け、CIS地域(ロシア?ベラルーシを除く)を対象として同事業を運営しています。今回の留学フェアは、カザフ国立大学の協力を得て計画され、本学としては初めて、カザフスタン共和国、キルギス共和国向けに開催することとなりました。
留学フェアには、日本国内から、本学、筑波大学、北海道大学、東京外国語大学、事業創造大学院大学の計5大学が参加し、各校が大学独自のプログラムやコース、特色ある研究をアピールしました。このほか、日本学生支援機構より、奨学金や留学に必要な語学力、試験日程など、日本留学にかかわる基本的な情報が提供されました。
さらには、日本語学習者からの関心が高い「日本のマンガ」を題材に、筑波大学国際室の森尾高広教授が「マンガから学ぶ」と題する模擬講義を提供しました。日本のマンガの歴史やその題材、ジャンルの多様性に焦点を当てた刺激的な講義が展開されました。参加者からは多くの質問も飛び交い、教員と双方向のやり取りをしながら、日本の大学の講義を実際に体験する貴重な時間を持っていました。
留学フェア最終盤では、事業創造大学院大学修了後、新潟県内の商社で働くカザフスタン人のヌケネヴァ?アライリムさん、および、筑波大学に留学後、母国でJICAのプログラムコーディネーターとして働くキルギス人のパヤゾヴァ?ジルディズさんによる体験談発表、座談会も開かれました。それぞれの留学生活や就業経験について紹介し、自身の生きた体験を参加者らに語りました。
プログラムを通じて多方面の参加者が集まることとなり、日本に留学し、学ぶためのさまざまなヒントを提供する有意義な試みとなりました。
本学はこれまで培ってきた実績を活かし、海外大学との学術交流をさらに進め、海外からの日本留学者の受入れを引き続き推進していきます。
本件に関するお問い合わせ先
留学交流推進課国際連携係
電話 025-262-6246