本学と燕三条企業の医工連携事業による第1号製品(簡易トイレ)が「ジャパン?ツバメ?インダストリアルデザインコンクール2022」で準グランプリを受賞しました
本学と燕三条企業の医工連携事業による第1号製品(簡易トイレ)が、燕市物産見本市協会主催の「ジャパン?ツバメ?インダストリアルデザインコンクール2022」で準グランプリ(経済産業省製造産業局長賞)を受賞しました。
本学は、2019年2月より、協同組合三条工業会、三条商工会議所、燕商工会議所と本学の間で、医工連携事業に関する共同研究開発契約を締結し、事業を開始。本事業の製品開発には、本学大学院医歯学総合研究科の寺井崇二教授が医療に関わる専門家の立場から、製品開発での経緯、ニーズ調査、病院での評価等で指導?支援を行いました。
2021年3月には、今回準グランプリを受賞した簡易トイレ(SIMPLE TOILET)が完成。製品製造に関わった燕市の株式会社アベキンとともに製品完成の記者会見を実施し、当日会見に参加した新聞社4社、テレビ局2社、ラジオ1社等の他、全国の18地方新聞に記事が掲載され、病院や介護施設の他、個人の方からも問い合わせをいただくようになりました。
この賞は、審査委員会開催日前概ね2年以内に製作されたもので、参加者のオリジナルデザインであり、かつ、デザイン?品質?機能面で優れた市場性のあるもの等の様々な基準に合格する必要がある、受賞が難しい賞であり、その分野の専門家により構成される審査委員会の審査のもと、判定されるものです。なお、簡易トイレは、株式会社アベキンからコンクールに出品されました。
これまで、医工連携で開発された製品が受賞したことはなく、今回の簡易トイレが医療などの現場において必要な機能を備えているだけでなく、利用者や補助者等から見ても、デザインの面でも優れたものと受け入れられる点を具備していることが評価されたものと考えられます。
今後、今回の受賞も1つのきっかけとして、医工連携事業による製品開発がさらに推進されるよう取り組んでいきます。
受賞した簡易トイレ
本件に関するお問い合わせ先
地域創生推進機構ビジネスプロデュース室
E-mail bp@ccr.niigata-u.ac.jp