新しいタイプのZ,E混成型プレニル基還元酵素を発見
本学大学院自然科学研究科(生物有機化学分野)の佐藤努教授?上田大次郎助教?阿部透(大学院生)、大学院医歯学総合研究科の松本壮吉教授?立石善隆准教授?西山晃史講師?袴田真理子医師、名古屋大学大学院生命農学研究科の邊見久准教授らの共同研究グループは、抗酸菌から新しいタイプのZ,E混成型プレニル基還元酵素を発見しました。新規天然物や新しい酵素の探索、病原性抗酸菌に対する薬剤開発等の新たな道を拓く基礎研究の成果です。
本成果は、2022年2月24日付で、The FEBS Journal誌(オンライン版)に掲載されました。
本研究成果のポイント
- 抗酸菌から新しいタイプのZ,E混成型プレニル基還元酵素を発見しました。
- 既に知られていたE型プレニル基還元酵素の基質認識機構とは異なることを証明しました。
- 多剤耐性抗酸菌を含む病原性抗酸菌においても、発見した酵素の代謝物を発見しました。
研究内容の詳細
新しいタイプのZ,E混成型プレニル基還元酵素を発見(PDF:516KB)
論文情報
【掲載誌】The FEBS Journal
【論文タイトル】Identification and functional analysis of a new type of Z,E-mixed prenyl reductase from mycobacteria
【著者】Tohru Abe, Mariko Hakamata, Akihito Nishiyama, Yoshitaka Tateishi, Sohkichi Matsumoto, Hisashi Hemmi, Daijiro Ueda, Tsutomu Sato
【doi】10.1111/febs.16412
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