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新潟県内のジオパークと本学との連携によるオンラインとサテライト会場を組みわせたハイブリッド型市民講座を開催しました

2021年03月11日 木曜日 トピックス

本学は、自治体(糸魚川市、佐渡市、津南町、長野県栄村)と、新潟県内3か所のジオパーク団体(糸魚川?佐渡?苗場山麓)と連携し、3月6日(土)に、オンラインと各地域のサテライト会場で受講可能なハイブリッド型で一般市民向けの講座を開催しました。
新潟県内のジオパークが所在する地域では、地域ごとに様々な市民講座が盛んに行われていますが、その一方で同地域には大学等の高等教育機関がなく、都市部に比べて対面での学習機会は限られざるを得ない状況にあります。加えて、新型ウイルス禍の影響によって対面型の講座は大幅に減少し、急速に普及するオンライン型の講座では受講者層のITスキルの有無によって情報格差(デジタルデバイド)が生じるなど様々な課題があります。
そこで、本学と各地域の自治体、ジオパーク団体が連携し、どこでも受講可能なオンライン型とITスキルの有無に関係なく地域の会場で受講可能なサテライト型の双方の利点を組み合わせた、誰一人取り残さずあらゆる人々が参加可能なハイブリッド型での市民講座を開催しました。この講座は、共通する関心テーマで地域間を繋ぎ、距離の壁を越えた交流を創出し、将来的には地域間の周回性の向上による関係人口?交流人口の増加を目指したもので、オンラインでの受講は全国から、サテライト会場での受講は各自治体が設けた基準のもとで各地域内から、それぞれ参加者を募り実施しました。
当日は、本学理学部の松岡篤教授より、「大きな地球と小さな化石 -微化石が語る地球の歴史-」と題した講演を行い、約70名の一般市民が参加しました。オンラインでは北海道大雪山や長崎県五島列島などの様々な地域から、サテライト会場では各地域の子どもや高齢者など様々な受講者が参加し、熱心に講義に聞き入っていました。質疑応答や終了後のアフタートークでは活発な質問があり、参加者からは、「各地域の会場や受講者から活発な質問があってとても有意義だった」、「今は訪れることができないが、各地域との交流ができて楽しかった」などの感想があり、盛況のうちに開催されました。
本学では、誰一人取り残さない地域の持続的な発展に寄与することを目指し、今後も様々な取組を展開していきます。

 

市民講座の様子
市民講座の様子
市民講座の様子

本件に関するお問い合わせ先

研究企画推進部産学連携課
電話 025-262-7599

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