中学生でも、標準体重と比べ肥満では、心血管代謝異常リスクを有する可能性が約2.9倍高まる~中学生時代の肥満度と心血管代謝異常リスク~
本学大学院医歯学総合研究科血液?内分泌?代謝内科の曽根博仁教授、同研究科健康寿命延伸?生活習慣病予防治療医学講座(阿賀野市寄附講座)の藤原和哉特任准教授らと新潟県阿賀野市は、同市の中学生を対象とした共同研究において、肥満に該当する中学生では、心血管代謝異常リスク(=大人でいう生活習慣病傾向)を有する可能性が約2.9倍高くなることを明らかにしました。
研究成果は2021年1月、栄養学の国際専門誌「Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition」に掲載されました。
本研究成果のポイント
- 肥満の中学生は、標準体重の中学生に比べ心血管代謝異常リスク(=大人でいう生活習慣病傾向)を持つ可能性が約2.9倍まで上昇
- 肥満に至らない軽度過体重でも、女子においては標準体重の中学生と比べ、血圧高値である可能性が有意に高かった
研究内容の詳細
中学生でも、標準体重と比べ肥満では、心血管代謝異常リスクを有する可能性が約2.9倍高まる~中学生時代の肥満度と心血管代謝異常リスク~(PDF:415KB)
論文情報
【掲載誌】Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition
【論文タイトル】Weight and cardiometabolic risk among adolescents in Agano city, Japan: NICE EVIDENCE Study-Agano 1
【著者】Sakiko Yoshizawa Morikawa; Kazuya Fujihara; Yasunaga Takeda; Mariko Hatta; Chika Horikawa; Masahiro Ishizawa; Masahiko Yamamoto; Tomonobu Shiraishi; Hajime Ishiguro; Takaho Yamada; Yohei Ogawa; Hirohito Sone.
【doi】10.6133/apjcn.202012_29(4).0022
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