キャリア意識形成科目にてフリーキャスターの伊藤聡子氏が講義を行いました
本学のキャリア意識形成科目として、教育?学生支援機構 教育プログラム支援センターで開講されている「社会とキャリア選択B(キャリア?進路選択)」。
12月17日(木)、フリーキャスターとして活躍されている事業創造大学院大学客員教授の伊藤聡子氏(本学経営協議会委員)を非常勤講師としてお招きし、「社会で生き抜く価値とキャリア形成」をテーマに、学生に対してオンライン上で講義が行われました。
伊藤氏は、「キャリアを選ぶ際に重視するポイントは?」「コロナを機にどんなことを考えた?」といった質問をしながら、参加した学生全員と一対一で対話をしながら授業を進行。
『VUCA(ブーカ)※』というビジネス用語をキーワードに、いまの世界?社会が大きく変化していることを説明された上で、予測不能な時代をどう生き抜いていくのか、自分の人生を一人一人がマネジメントしながら、計画を立てて働くことの必要性を説きました。
※VUCA(ブーカ) … Volatility(不安定さ)、Uncertainty(不確実さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字から取った言葉で、現在の世の中が極めて予測困難な状況に直面していることを表す。
併せて、これからの社会においては、企業の中にあっても一人一人がリーダーシップを発揮し、個人が自らの場を選びキャリアを切り開くことが重要とした上で、「社会の変化?興味に応じて、生涯学び続ける」ことが求められるとの話がありました。
また、ご自身のこれまでのキャリアについても学生へお話いただき、自身のエピソードをもとに、「人生は何が起きるか分からない」、「ある人から欠点を言われたとしても、角度を変えて見ればその欠点を長所としてくれる人は必ずいる」、「人間関係や出会いを大切にしてほしい」との言葉が贈られました。
そして、最後のまとめとして、このwithコロナの時代において、ピンチのときこそ本質に立ち返って新しい社会を創るチャンスであり、また、古くから伝わる経営理念の一つ『三方よし』(売り手よし、買い手よし、世間よし)ということばに、さらに三つの「よし」(作り手よし、地球よし、未来よし)を加えた『六方よし』ということばを人生の選択において大切にしてほしいとのメッセージがありました。
履修した学生からは、「リスクが多少あっても?分が本当に挑戦したいことをやっていくということが?事だと感じた。」「様々な変化に対応できる?になれるよう、学?のうちに?分で考えて?動する?を?につけていきたい。」といった感想が寄せられ、将来を意識するとともに自身を振り返り学生生活の目標を設定する機会となりました。
本件に関するお問い合わせ先
学務部キャリア支援課
電話 025-262-6087