「燕三条医工連携事業オンラインセミナー」を開催しました
11月19日(木)、新潟県が推進する「地域活性化雇用創造プロジェクト」事業の一環として、「燕三条医工連携事業オンラインセミナー」を開催し、計31名が参加しました。
本セミナーは当プロジェクトの一つである「産学官金連携促進事業」を新潟大学が受託したものです。異なる組織?業種が連携した先進的な取組み事例を基に、産学官金に属する様々な立場の者が組織?業種?属性の壁を越えて、互いのニーズを理解し合い先進的な取組みの横展開や新たなる事業展開につなげ、新潟県の更なる雇用の創出と産業の活性化を図ることを目的としています。今回は「未来志向で新潟の異組織?異業種連携を加速する連続セミナー」と題して3回にわたり、各々違うテーマで実施する第1回目となります。
この度実施したセミナーでは、まずはじめに本学社会連携担当の阿部和久副学長より、プロジェクトの説明があり、加えて、新潟県内の自治体、企業、経済団体、教育機関が加入して、2020年10月に発足した「新潟地域連携コミュニティ」の場を活用して、今後、更に新潟県の人材定着と産業活性化に取り組む活動を進めていくことが報告されました。
阿部 隆樹氏
長谷川 直哉氏
深谷 特任教授
講演では、本学地域創生推進機構の深谷清之特任教授より、「産官学金連携による医工連携事業」と題し、新潟大学と燕三条地域及び新潟市を中心とした県内各地域の企業や地域が抱える課題等について説明があり、総合的な解決を目指す取組みを通じて地域の再活性化に寄与し地域に貢献することを目指す医工連携事業について、現在開発が進んでいる二つの開発製品の事例を取りあげ、製品化に至るまでの経緯等について紹介がありました。
事例紹介では、実際の製品開発に取り組んでいる㈱アベキン代表取締役社長 阿部隆樹氏、㈱マルト長谷川工作所代表取締役社長 長谷川直哉氏より、医工連携事業に取り組むこととなった経緯や試行錯誤しながら進めた製品開発の具体的な事例、従業員や社内に波及した相乗効果について紹介がありました。
セミナーの受講者からは『医工連携事業に対して燕三条の企業が積極的に参加し、新たなビジネス領域へ挑戦していることに勇気づけられる。』との感想が聞かれました。
今後のセミナースケジュール
未来志向で新潟の異組織?異業種連携を加速する連続セミナー
- 第2回 2021年1月22日(金)『課題解決のきっかけに!産(中堅?中小企業)×産(IT企業)×学(大学)の連携』
- 第3回 2021年2月22日(月)『「人材定着」と「学生の価値ある経験」に向けたインターンシップの活用最前線』
本件に関するお問い合わせ先
教育?学生支援機構教育プログラム支援センター
電話 025-262-6633
Email n-community@ge.niigata-u.ac.jp