G-DORM短期留学受入プログラムを実施しました
本学工学部では,大学の世界展開力強化事業「メコン諸国と連携した地域協働?ドミトリー型融合教育による理工系人材育成」(以下,G-DORM)の一環として,8月20日から31日の12日間で,短期受入プログラムを実施しました。
G-DORMの留学交流プログラムでは,本学の理工学系学生と,王立プノンペン大学(カンボジア),ラオス国立大学(ラオス),チュラロンコン大学(タイ),ハノイ工科大学(ベトナム)の学生で学年縦断?分野横断?多国籍学生チームを結成し,短期(10日程度)?中期(2ヵ月)?長期(6~12ヵ月)の受入?派遣プログラムで,主に新潟とメコン諸国において新潟地域関連企業等における課題解決型グループワーク(以下,GW)インターンシップを通じて,「地域協働の産学連携視点」?「融合分野的発想力,国際性,リーダーシップ」?「産業変遷の一貫的プロセスの知見」を涵養し,「地域創生課題解決能力と融合的視点をもつ理工系グローバル?リーダー人材」を育成します。
今回の受入プログラムでは,燕市と共に産業振興活動に取り組んでいる「公益社団法人つばめいと」と本学工学部が連携し,メコン諸国の連携4大学からの留学生17名と本学からの学生11名が混在する6グループが,燕エリアの6社の企業と協働したGWインターンシップにおいて,各企業から提示された課題への解決提案にグループ活動で取り組みました。
燕三条地場産業振興センター視察
GWインターンシップの様子
8月30日には,メコン諸国の連携4大学から教職員5名に加えて,本学国際担当理事を迎え,本学工学部のFD(ファカルティデベロップメント)も兼ねて,「産学連携による国際的な科学技術教育に関するフォーラム」を工学部大会議室で開催し,本プログラムのGWインターンシップの活動成果を各学生グループが英語で発表しました。学生達は,燕地域の産業集積の強みおよび国際展開力を踏まえた各受入れ企業の特徴に関する説明の後に,提示された課題及びその解決策について,企業のIT化推進も関連させて英語で提案しました。学内のみならず,学外からインターンシップを受け入れてくださっている企業の方々や,本事業の外部評価委員をご担当されている方なども会場に足を運んでくださり,総参加者59名で,有益な質疑応答を行うことができました。
燕での合同発表会
フォーラムでの学生グループの発表
参加教員からは「短期間で企業の課題を把握し,その課題解決のためのプレゼンテーションを準備した学生の努力を評価したい」,「今回のアクティブラーニングで伸ばしたコミュニケーション能力やチームワークといった汎用能力を今後の学業や就業でも生かしてほしい」などのコメントがありました。参加学生の多くは,「コミュニケーション能力の向上」がGWインターンシップ前後での自身にとっての最も重大な変化(学び)だとしており,今回の参加経験を踏まえて,本事業の今後の中?長期プログラムへの参加を希望する学生もいました。
なお,この短期留学受入プログラムの実施に当たっては,「公益社団法人つばめいと」を始め,燕市内の行政や企業の皆様方から,多大なご支援とご協力を賜りました。
本件に関するお問合わせ先
工学部工学力教育センター
国際教育部門
電話 025-262-7290