農学部の崎尾均教授が2019年度日本森林学会賞を受賞しました
本学農学部附属フィールド科学教育研究センター佐渡ステーション(演習林)の崎尾均教授が、「2019年度日本森林学会賞」を受賞し、3月21日(木)に朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターで表彰式と記念講演が行われました。
「日本森林学会賞」は、日本森林学会会員て?あって、森林科学に関し画期的な業績によってとくに貴重な学術的貢献をなしたと認められる者に授与されます。
受賞対象となったのは、崎尾教授の著書「水辺の樹木誌」(崎尾均,2017,東京大学出版会:ISBN:978-4-13-060235-8)です。同誌では、河川周辺に分布する様々な水辺の樹木の生活史や更新動態を30年以上にわたる長期研究において明らかにしました。特に、樹木の生活史が河川攪乱と密接に関係していることをフィールド調査によって示しています。また、水辺林の保全、再生や修復方法などを検討し、水辺の管理指針としてまとめました。これらの長期の観測とフィールドでの実践的な研究が評価され、今回の受賞となりました。
![]() |
![]() |
本件に関する問い合わせ先
広報室
電話 025-262-7000
FAX 025-262-6539
他のニュースも読む
-
研究成果 2025年09月10日
体内栄養状態を感知するmTORC1経路の活性制御機構を解明-リソソーム膜上におけるTSC2の選択的脱リン酸化がmTORC1の活性を厳密に制御する-
-
研究成果 2025年09月05日
「小さな魚から自閉症研究に新展開-自閉症モデルの社会性障害に「環境」が影響-」
-
研究成果 2025年08月27日
河川の乱流制御を可能とする新発見-水害の大幅な削減につながる河道や都市排水施設の設計が可能に-
-
研究成果 2025年08月27日
生きたまま頭蓋骨を透明にする「シースルー法」を開発-頭蓋骨を残したまま、簡便?非侵襲?高精度に脳内をライブイメージングできるようになった!-