附属図書館SDワークショップ「問題解決能力を育成する学習環境づくり」を開催しました
本学附属図書館ラーング?コモンズにおいて、2月12日(火)に附属図書館SDワークショップ「問題解決能力を育成する学習環境づくり」を開催しました。
本学附属図書館では、答えのない問題に解を見出す問題解決能力の養成と主体的学習態度の醸成を目指し、平成25年の増改築以降も、施設整備や人的支援等、学習環境の整備に努めてきました。その一方で、図書館以外でも学内の学習スペースの整備が進められており、今後は全学的な視点からもラーニング?コモンズをとらえていく必要があるため、全学的な視点もふまえ学習スペースの充実のために今何をすべきかをテーマとしたワークショップを実施しました。当日は、学生、教員、図書館職員や県内大学図書館職員の30名が参加しました。
講演する千葉大学の國本特任准教授 |
ワークショップでは学生も積極的に参加した |
はじめに、学術情報基盤機構長の濱口哲理事(企画?評価担当)から「主体的学習を促進する取り組みは、学内外でさまざまな形で行われており、図書館の学習スペースの整備のほかに、各学部でも自習室などのスペースを設ける事例も見られ、これらの環境を有機的に繋げていくことが、今後求められる。」との挨拶がありました。
続いて、千葉大学アカデミック?リンク?センターの國本千裕特任准教授から、「学習空間こそ成長する有機体:ニーズ把握?行動調査?評価改善のトライ&エラーと「創り続ける覚悟」」と題した講演が行われ、学習環境の「デザイン」?「評価(理論編?実践編)」?「改善」?「「創り続ける」ための心構え」について、実践例を挙げながら詳しく説明された。
その後、グループ間でメンバーを入れ替えていくワールド?カフェ形式のワークショップを行いました。「問題解決能力を身につけるために、学習スペースに『あったらいいな、〇〇』とは?」 をテーマに意見交換を行い、特に学生からユニークな意見が数多く出されました。
最後の意見共有では、施設充実のほかに、ラーニング?コモンズを活用して「社会人としての知識や教養を身に着けるために、他学部他学科の人と共通のテーマで集まり語り合える場を作り、そこからいろいろな考えを広めていく」といったアイデアや「自主ゼミ等に退職した教員を活用する」などの意見が発表されました。
参加者からは、「学生が意欲的に進めてくれたのが印象的であった」「いろいろなアイデアに触れられてよかった」「参加学生,先生方の意見が,視点が変わっていて新鮮で参考になった」などの感想が寄せられ、様々な立場の考えを聞く貴重な場となり、学習環境について考える大変有意義な機会となりました。
本件に関するお問合わせ先
学術情報部学術情報サービス課情報調査係
電話 025-262-6219