パーキンソン病において神経病原性蛋白質を不活性化する蛋白質を同定しました
本学大学院医歯学総合研究科ウイルス学分野の髙橋雅彦准教授、藤井雅寛教授らの研究グループは、USP10蛋白質がユビキチン化蛋白質を凝集させ、その細胞毒性を不活化し、細胞死を抑制することを発見しました。この作用により、USP10がパーキンソン病の原因蛋白質(α-シヌクレイン)を不活化することが示されました。
本研究は、ユビキチン化蛋白質の凝集体形成を特徴とする神経変性疾患の発症機構の解明に繋がることが期待されます。
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