教育学部の高清水康博准教授らがThe PEPS Most Accessed Paper Awards 2018を受賞しました
教育学部の高清水康博准教授らが,2018年5月に行われた日本地球惑星科学連合(以下,JpGU)2018年大会においてProgress in Earth and Planetary Science 誌のThe PEPS Most Accessed Paper Awards 2018を受賞しました。
同誌は,JpGUが運営し参加50学協会と協力して発行する査読付きオープンアクセスジャーナルで,地球惑星科学の全分野,および分野を超えたテーマ(宇宙惑星科学,大気水圏科学,地球人間圏科学,固体地球科学,地球生命科学,および横断的分野)に関する論文を掲載する国際誌です。本賞は表彰年度の前々年および前年に出版された論文を対象とし,表彰年度の前年末日までのアクセス数が多い1~3編程度の論文に贈られます。
受賞論文は,「New parameter of roundness R: Circularity corrected by aspect ratio(新しい円磨度パラメータ R: アスペクト比で補正した円形度)」と題した論文で,これまで定量化をすることが困難であった粒子の円磨度を定量化する新しい概念を提案しました。さらにコンピュータを用いて実際の天然の砕屑物のデジタル画像の解析から,今回提案した新しい円磨度パラメータを検証した成果をまとめたものです。粒子円磨度の定量化については,地球科学の分野に限らず将来の多様な研究領域で応用される可能性を持っており,今後の進展が期待されます。
なお本研究は,2014年3月に本学を卒業した飯吉麻衣子さんとの共同研究で行われました。
(写真提供:Progress in Earth and Planetary Science 事務局)
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