全学FD「ラーニングアドバイザーを活用した学習支援の可能性」を開催しました
平成27年 3月3日
国内外の大学教育において、学生の主体的な学修を促進することが求められる中で、大学図書館の学習支援に貢献できる機能が注目を集めています。国内では、多くの大学図書館がラーニング?コモンズを整備し、学習支援サービスを実施し始めており、本学図書館においても整備を行い、情報機器のサポートだけではなく文献の調べ方やレポートの書き方などを含んだ総合的な学習サポートを行う取り組みが,教員と図書館員連携で試みられています。この可能性と課題を検討し、学内で共有するために、平成27年2月18日、新潟大学 教育?学生支援機構と学術情報基盤機構附属図書館は、学生の主体的な学修を支援するための一方策として「ラーニングアドバイザーを活用した学習支援の可能性」をテーマに第34回全学FDを開催しました。
はじめに、大浦容子理事(教育?学生支援機構長)から、「新しい学習の場として整備された図書館において、積極的な学習支援の取り組みや活用が期待されている。」との挨拶の後、ラーニングアドバイザーを活用して授業の直接的なサポート体制を整備した金沢大学 大学教育開発?支援センター 久保田進一特任助教から「金沢大学附属図書館における学習支援の取り組み」について基調講演が行われました。
続いて、学内の取り組みとして「新入生?上級生?教員の三方一両得を目指して」(人文社会?教育科学系(経済)澤村明准教授)、「図書館の授業支援の課題」(髙井真利子学術情報サービス係長)、「ラーニングアドバイザーによる学習サポート」(ラーニングアドバイザーの大学院生)から事例報告を行い,引き続き行われた全体討議では、ラーニングアドバイザーへの事前レクチャーや選考に関わること、ライティング支援における添削や指導に関わることなどラーニングアドバイザーを活用した学習支援について活発な意見交換が為されました。
おわりに、鈴木光太郎附属図書館長から「学生の学習方法が大きく変わったが、教員がその変化に追いつかない状況もある。図書館では、学生の自由度も考慮しつつ、学習サポート体制の整備に取り組み、図書館機能を活用した教育?学習支援の役割を果たしたい。」との挨拶があり、他大学関係者10名を含む約60名の参加者にとって、大いに実りある催しとなりました。
会場の様子
大浦容子理事(教育?学生支援機構長)
金沢大学 大学教育開発?支援センター
久保田進一特任助教
鈴木光太郎附属図書館長
本件に関するお問い合わせ先
総務部総務課広報室
電話 025-262-7000
FAX 025-262-6539