平成28年度白衣式を開催しました
全国の医学部?医科大学では、臨床実習に臨む学生に対して、それまで習得した医学の知識と技能を評価する全国共通の試験(共用試験)を課しています。これは、医師の資格のない学生が患者さんに接して臨床実習を行うために最低限の知識?技能?態度が備わっているかについて、事前に学生の評価を行うものです。この試験を合格した学生だけがStudent Doctorの認証を得て病院実習に参加することが許されることになることから、本学医学部医学科では医師国家試験に準じる重要な試験として位置づけています。
この度、この共用試験に合格し、いよいよ今月から臨床実習に参加することとなる医学部医学科の新5年生に対し、白衣を授与し、実習の門出を祝う「白衣式」を、4月1日に行いました。
この「白衣式」は、高い倫理感が求められる医療現場において、学生が医師としての自覚を持ち、病院での実習を行うためのマナーや守秘義務に対して宣誓を行う重要な場でもあります。
今年は128名の新5年生に対し、共用試験修了証明書及び大学のネームが入った真新しい白衣が授与されました。
教授たちから一人一人に激励の言葉とともに、白衣を掛けらると、学生たちは「頑張ります」と力強く応え、臨床実習に向けて気持ちを新たにしているようでした。
式では、牛木医学部長が学生たちに対し「医の倫理をしっかりと認識して実習に臨んでほしい」と訓示しました。
学生一人一人が宣誓書に署名すると、代表学生は教授たちを前に、臨床実習を行う上での遵守事項を守ることを誓いました。
学生たちは、これから約1年をかけて、本学医歯学総合病院などにおいて、23科での臨床実習に励み、医師免許取得に向けた実務を学んでいきます。
挨拶を行う牛木医学部長
宣誓を行う代表学生
教授らに白衣を掛けられる学生たち
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