脳研究所が大学共同利用機関法人自然科学研究機構生理学研究所と協定を締結しました
平成27年 3月9日
本学脳研究所は,平成21年6月に文部科学省から「脳神経病理標本資源活用の先端的共同研究拠点」として認定されています。対して大学共同利用機関法人自然科学研究機構生理学研究所は唯一の人体基礎生理学研究?教育のための大学共同利用機関です。
脳科学研究を発展させるためには,最先端計測器等の開発?利用や生体サンプル整備?供給等の基盤的な研究環境の整備が必要となりますが,各大学等で整備するよりも共同研究拠点や共同利用機関が拠点として活用されるほうが研究の効率化を図ることができます。
そこで,両研究所が連携して脳科学分野における研究の推進を図るため,平成27年3月4日(水),連携?協力の推進に関する基本協定を締結しました。本学脳研究所附属統合脳機能研究センターで行われた調印式には,両研究所の所長らが参加し,脳研究所 西澤正豊所長からは,「脳研究所は,病理学や画像診断が得意で,生理学研究所は幅広く研究を行っている組織。連携により両研究所の長所をさらに伸ばし,国際的な競争力を高めたい。」と挨拶があり,生理学研究所 井本敬二所長からは,「神経科学の研究者にとって新潟大学の脳研究所はあこがれの研究所の1つであった。この協定をきっかけに異なる分野とも連携し,我が国全体の脳科学研究レベルを向上させたい。」と挨拶がありました。
今後は,複雑な脳の理解のための研究推進が図られるだけでなく,両研究所が中心となって,我が国全体の脳の研究力を高めていくことが期待されています。
協定書を手に固い握手を交わす両所長 |
本協定の概要説明をする 那波宏之脳研究所副所長 |
報道機関のインタビューを受ける 西澤正豊脳研究所長 |
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