平成27年度文部科学省「大学の世界展開力強化事業」に採択されました
1. 「大学の世界展開力強化事業」とは
「大学の世界展開力強化事業」は、国際的に活躍できるグローバル人材の育成と大学教育のグローバル展開力の強化を目指し、高等教育の質の保証を図りながら、日本人学生の海外留学と外国人学生の受入れを行う国際教育連携の取組を支援するものです。
平成27年度は「中南米等との大学間交流形成支援」として、中南米諸国及びトルコの大学等との間で、質の保証を伴った交流プログラムを実施する事業を対象としています。この度本学が提案した、トルコを対象国とする「経験?知恵と先端技術の融合による、防災を意識したレジリエントな農学人材養成」と題する事業が採択されました。
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2. 事業の概要
本事業は、農学と防災?復興の教育研究で実績を有する新潟大学?福島大学?アンカラ大学?エーゲ大学?中東工科大学がそれぞれの強みを結集した相補的?相乗的連携のもとで、農業先端技術に加え、日土両国の経験?知恵を尊重する農食?防災技術を日土学生が共に学び、様々な困難や課題にグローカルな視点でしなやかに対処できる能力=レジリエンスを身につけた農学人材養成を行うことを目的としています。
具体的には、「グローバル農力養成プログラム」と「グローバル防災?復興プログラム」の2プログラム(短?中?長期コース)を設定し、日本?トルコ両国が持つ経験?知恵と先端技術を、両プログラム共通の科目や農業?災害復興現場の視察を中心とした特別演習などを通じて学び、農?食?防災?復興の複合的視点の醸成を図ります。また、中?長期コースでは派遣?受入ともインターンシップを実施し、将来のキャリアパスと人的ネットワークの形成につなげます。
3.養成する人材像
本事業で育成される人材は日土両国だけでなく、中東?北アフリカ?中央アジア諸国において、災害を意識した農業インフラ整備、先端的農業技術による高品質な農産物生産、有機農業による持続的な農業発展、食品の相互流通において先導的な役割を果たし、次世代の農食産業の創出をリードし、我が国のプレゼンス強化に大きく貢献することが期待されます。
本件に関するお問い合わせ先
総務部総務課広報室
電話 025-262-7000
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