教育学部の一柳智紀准教授が,平成27年度日本質的心理学会 学会論文賞を受賞しました
このたび,教育学部の一柳智紀准教授が,日本質的心理学会 学会論文賞:優秀フィールド分析論文賞を受賞し,仙台市で開催された日本質的心理学会第12回大会表彰式において表彰されました。
日本質的心理学会は,心理学や学際的な研究領域において,理論的?方法的に最先端の質的研究を行い,新しいオリジナルな研究を推進するための活動 をしており,学会論文賞は,同学会が発行する学会誌『質的心理学研究』に前年度?前々年度に掲載された論文のうち,優れた論文に対して授与されるもので す。
受賞対象となった研究発表は「教師のリヴォイシングにおける即興的思考ー話し合いに対する信念に着目した授業談話とインタビューにおける語りの検討」 と題され,授業中に教師が行う教授行為における即興的な思考や判断の特徴を明らかにした論文です。一柳准教授の行ったフィールドでの観察とインタビューを 組み合わせた厚みのあるデータと複層的な分析手法による研究が,専門職の実践の複雑さと奥行きを明晰に描き出している点が高く評価されました。

本件に関するお問い合わせ先
教育学部総務係
電話 025-262-7105
FAX 025-262-7170
他のニュースも読む
-
研究成果 2025年09月10日
体内栄養状態を感知するmTORC1経路の活性制御機構を解明-リソソーム膜上におけるTSC2の選択的脱リン酸化がmTORC1の活性を厳密に制御する-
-
研究成果 2025年09月05日
「小さな魚から自閉症研究に新展開-自閉症モデルの社会性障害に「環境」が影響-」
-
研究成果 2025年08月27日
河川の乱流制御を可能とする新発見-水害の大幅な削減につながる河道や都市排水施設の設計が可能に-
-
研究成果 2025年08月27日
生きたまま頭蓋骨を透明にする「シースルー法」を開発-頭蓋骨を残したまま、簡便?非侵襲?高精度に脳内をライブイメージングできるようになった!-