農学部の藤村忍准教授が日本畜産学会賞を受賞しました
農学部の藤村忍准教授が3月28日に開催された日本畜産学会第119回大会において「日本畜産学会賞」を受賞しました。
このたびの受賞は「飼料およびアミノ酸代謝に基づく家禽肉の呈味向上に関する研究」が評価されたもので,食肉,特に鶏肉をさらに美味しくするための全く新たな技術を開発しました。
従来の食肉の高品質化手法は,主に,生前に決定される遺伝子(品種等)を工夫する手法や,家畜?家禽の殺処分後の加工処理行程で調製する手法を採用していましたが,本研究では,動物を飼養する段階で美味しくする技術を実現させました。これにより,生産段階での食肉の高品質化という新たな視点が生まれ,多くの飼料メーカーや生産者などに応用されるとともに,消費者に対しても,これまで以上に美味しい鶏肉を効率的に供給することが可能となりました。
これらの成果は,論文や国内外での学会発表の他,3件の特許を取得しています。
表彰状とメダルを手にする農学部 藤村忍准教授
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