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平成26年度文部科学省「大学の世界展開力強化事業」に採択されました

2014年10月14日 火曜日 トピックス

1. 「大学の世界展開力強化事業」とは
平成23年度から文部科学省が実施している事業です。
国際的に活躍できるグローバル人材の育成と大学教育のグローバル展開力を強化するため、高等教育の質の保証を図りながら、日本人学生の海外留学と外国人学生の受入れを行う国際教育連携の取組を支援するものです。
平成26年度は、高等教育の質の保証を図りながら、新たにロシア、インドの大学との間で、日本人学生の海外留学や外国人学生の積極的受入れを伴う教育連携プログラムが支援されます。

2. 事業の概要
「日露の経済?産業発展に資するグローバル医療人材育成フレームワークの構築」
新潟大学はこれまで約20年に渡り、クラスノヤルスク医科大学(クラスノヤルスク)?極東医科大学(ハバロフスク)?パシフィック医科大学(ウラジオストク)の極東3校と、双方向性の医学生?医師交流を行い、180名を超える医学生の相互派遣や大学院生の受入れを実施してきました。この日露医学交流の実績に立脚し、本事業では、日露の架け橋となって両国の医療を発展させ、さらには世界の医学の進歩に資する「グローバル医療人」を育成する教育フレームワークを構築します。具体的には、医学部生を対象とした夏期交流プログラム、大学院生を対象としたダブル?ディグリープログラムなどにより国際医学への動機を与え、学生が最先端の知識?技術のみならず、農村部や過疎地で必要とされる地域医療や多国籍の患者?医科学者と協調するためのグローバルな視点を身につけることが目標です。プログラムの講義?実習は、すべて英語により行います。実本事業推進のため、教育の質の保証を堅持する体制、学生への学習?生活両面の万全なサポート体制を整備します。

採択事業の説明
採択事業の説明

3. 養成する学生像と波及する効果
本事業では、豊富な知識と深い洞察力、国際社会にも受け入れられる豊かな人間性を持有し、日露の架け橋となって両国民の健康と福祉を発展させる「グローバル医療人」を育成します。さらに重要な点は、将来、世界の医学?医療を牽引し「指導的」な地位に立つ人材の養成を目指すことです。具体的な人材像は次の通りです。

  • 日露交流の経験に基づき世界の様々な医療事情を掌握し、その問題点を解決できる英語に長けた医療人
  • 最先端の知識?技術を有すると共に、高齢化と過疎化に関連した地域医療も実践できるエキスパート
  • 多国籍の患者や研究者と協調することのできる異分野適応力を持つ国際的教養人
  • 国際標準的な医学?医療の教育を提供し、新たな人材の発掘や国際的友好関係の構築を実行できる指導者

将来的には他学部?学外にも取組みを拡大し、交流による「人材の循環」は、日本型の医療輸出など、両国の経済?産業発展の成長へ大きく貢献することが期待されます。

本件に関するお問合せ先

総務部総務課広報室
電話 025-262-7000
FAX 025-262-6539

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