大学院自然科学研究科の山﨑達也教授が Best Paper Award を受賞しました
2月23日から2月27日にフランスで国際会議 CTRQ2014(The Seventh International Conference on Communication Theory, Reliability, and Quality of Service)が開催され,大学院自然科学研究科の山﨑達也教授の研究発表が2014年のBest Paper Awardに決定しました。
Best Paper Awardは,CTRQ2014の各セッションの座長が賞の候補となる発表を担当のセッションから1件推薦し,その後会議の主催者である The International Academy, Research and Industry Association (IARIA) において,推薦された発表全てを対象に投稿論文の審議も含めて審査が行われ,最終的に決定されたものです。
本発表は,ネットワーク資源に制約のある通信サービスを対象に,従来の事業者が管理するサービス品質(QoS)の指標に基づくのではなく,ユーザの主観的評価を基とするユーザ体感品質(QoE)を用いた効率的な資源割当てを行うことを提案したものです。
この研究により,ユーザにより高い満足度を感じてもらえる通信サービスの提供が可能となり,ネットワーク資源を有効に利用できるようになることが期待されます。今後は,ユーザの多様性への拡張や実際のネットワーク制御機構の研究を進めることにより,実サービスへの適用の検討が行われる予定です。
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