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工学部の三つのポリシー(化学システム工学プログラム)

ディプロマ?ポリシー

人材育成目標(卒業生が身に付けるべき資質?能力)

本学の理念「自律と創生」に基づき、地域や世界の着実な発展に貢献することを目的とし、化学と科学技術について高い見識と良識をもって社会や時代の諸問題に的確に対応し、課題解決のために広範に活躍できる人材を育成します。そのため、教育課程の中で以下の能力を養成します。

  • 課題を発見し、それを解決する能力
  • 課題解決に必要な知識
  • 課題に協働的に取り組むためのコミュニケーション能力

これらの共通的な能力とともに、応用化学者?化学工学者としての必要な能力を養成します。

本学に当該プログラムの修業年限以上在学し、所定の授業科目及び124単位以上を修得した者で、下記のプログラムの到達目標に示された能力を有すると認められる者に、学士(工学)の学位を授与します。

プログラムの到達目標(目標としての学修成果)

知識?理解

  • (A)政治経済、環境問題など社会の動きを理解でき、異なる国や地域の特性を理解し適切に行動できる。
  • (B)化学技術者?研究者として社会に対する役割や責任を理解でき、倫理的に正しい判断ができる。
  • (C)自然科学、情報技術などに関する知識、ならびに応用化学と化学工学に共通な知識を習得し、それらを用いて課題を解決できる。

当該分野固有の能力

  • (D-1)応用化学コースでは、分子や集合体組織構造の設計、合成反応系や触媒の設計?開発、およびこれらを支援する化学に関して、与えられた課題を解決するための選択肢を定められた期間内に提示することができる。
  • (D-2)化学工学コースでは、材料開発、化学装置やプロセス、プラントの設計、開発、運転、およびこれらを支援する化学技術に関して、与えられた課題を解決するための選択肢を定められた期間内に提示することができる。

汎用的能力

  • (F)自己の考えを適切に発表する能力、討論を通して合意を形成する能力、国際的に通用するコミュニケーション基礎能力を有している。
  • (G)複数の問題解決策を合理的に評価できる能力、一つの解決策を実行して問題を解決する能力を有している。

態度?姿勢

  • (E)学習計画の立案、実施、評価を継続して行うことができる。

カリキュラム?ポリシー

到達目標に達するための教育課程

カリキュラム編成、学修内容?方法

本プログラムにおいては、「知」を探求する解析力、「解」を提案する創造力、「夢」を実現する総合力を育成することを目標とし、入学から2年生第1学期までの期間で、社会人としての一般教養に加えて、工学の共通基盤の修得及び化学システムプログラム共通の化学および化学技術基盤の習得に重点を置いたカリキュラム(KIJ phase1)を編成しています。2年生第2学期より応用化学コースと化学工学コースに分かれて、それぞれ応用化学、化学工学に関する専門的知識の習得ならびに問題解決能力の養成に重点を置いたカリキュラム(KIJ phase 2)を編成しています。なお、コースに分かれた後でも学外研修や特別講義などコース共通の行事や科目もあり、学科として統一したカリキュラム体系になっています。応用化学コース、化学工学コースともに本プログラムでは化学技術者?研究者としての共通基盤をまず養成し、その上で、応用化学あるいは化学工学に関する専門的職業人としての能力を養成します。講義による知識の修得とあわせて、実験?実習科目を組み合わせることで、技能と知識の連携を目指します。また、実験?実習科目の中にはグループ学習を通じて、相互とコミュニケーションをとりつつアクティブラーニングを行っているものを取り入れています。

学修成果の評価方法

個々の学生の学修成果は、各学習?教育到達目標に対する達成度表およびルーブリック評価法による評価を行っています。また、卒業生や実務者からなる外部点検委員による点検とアンケート実施により学修内容の妥当性について総合的に評価します。
学習内容?水準については、国際的な工学教育認証団体であるJABEEによる認証を受けています。

アドミッション?ポリシー

入学者に求める学力と入学者選抜方法

入学者に求める学力

狭い意味での学力(知識?理解)だけでなく、工学分野を学ぶ上で重要な、思考力や表現力、主体的に取り組む態度といった幅広い学力を高等学校等で修養し、工学における基礎および専門知識の習得を目指す強い勉学意欲と工学分野への高い関心をもつ学生の入学を期待します。
選抜方法ごとに、多様な学力をもつ学生を求めています。

「学力(知識?理解)」
?高等学校課程程度の幅広い教科における基礎学力
?工学分野の勉学に必要な知識と理解

「思考力?表現力」
?問題と対峙する柔軟な思考力と問題解決に向けた発想力
?周りとのコミュニケーションを支える理解力と豊かな表現力

「主体的に取り組む態度」
?主体的に問題や課題を探求する態度
?多様な人々と協働するなかで、問題や課題の解決に向けて、主体的に取り組む態度

「意欲?関心」
?工学における基礎および専門知識の習得を目指す強い勉学意欲
?工学分野への高い関心

選抜方法

一般選抜(前期日程)
  • 高等学校課程の幅広い教科における優れた基礎学力と工学分野の勉学に必要な知識と理解を深く備えた学生を選抜します。
  • 工学科全体で募集します。なお、多様な学生を受け入れるため、試験教科?科目の配点が異なる2つの選抜方法を設定し、そのいずれかによって選抜を行います。
  • 大学入学共通テストにおいては、6教科8科目の試験を課し、高等学校課程の幅広い教科における基礎学力をと工学分野の勉学に必要な知識と理解を評価します。
  • 個別学力検査においては、数学、理科、英語を課し、工学を学ぶうえで必要となる理解の深さを評価します。
  • これらと調査書の内容を総合して選抜します。
一般選抜(後期日程)
  • 高等学校課程の幅広い教科における優れた基礎学力と工学分野の勉学に必要な知識と理解を有し、加えて、思考力や表現力、主体性をもって協働する態度、そして、勉学意欲や工学分野への関心等において優れた面をもつ学生を選抜します。
  • 工学科全体で募集します。
  • 大学入学共通テストにおいては、6教科8科目の試験を課し、高等学校課程の幅広い教科における基礎学力と工学分野の勉学に必要な知識と理解を評価します。
  • 個別学力検査においては、面接を課し、思考力?表現力、主体性、勉学意欲、工学分野への関心等を多面的に評価して選抜します。
  • これらと調査書の内容を総合して選抜します。
総合型選抜
  • 工学分野の勉学に必要な基礎学力や理解力思考力を有し、柔軟な思考力や豊かな表現力を備え、主体性をもって活動する態度に秀でた学生を選抜します。
  • 学位プログラムごとに募集し、学位プログラムの工学分野に対する強い勉学意欲と高い関心をもつ学生を選抜します。
  • 出願書類(活動報告書に基づいた自己推薦書)においては、学位プログラムの工学分野に対する勉学意欲と関心、主体的な取り組み、思考力?表現力を評価します。
  • 基礎学力試験(筆記による数学の試験)においては工学分野の勉学に必要な理解力と数理的な思考力を評価します。
  • 小論文においては、思考力?表現力、学位プログラムの工学分野に対する関心を評価します。
  • 面接(自己推薦書の内容に基づいたプレゼンテーション)においては、思考力?表現力、主体性、学位プログラムにおける工学分野に対する勉学意欲や関心を評価します。
学校推薦型選抜Ⅰ
  • 高等学校課程の幅広い教科における基礎学力および工学分野の勉学に特に必要な知識と理解を有し、思考力?表現力?主体性に秀でた学生を選抜します。
  • 学位プログラムごとに募集し、学位プログラムの工学分野に対する強い勉学意欲と高い関心をもつ学生を選抜します。
  • 基礎学力試験(筆記による数学の試験)においては工学分野の勉学に特に必要な知識と理解を評価します。
  • 面接試験においては、学位プログラムの工学分野に対する勉学意欲?関心の他、思考力?表現力?主体性等を評価します。
  • 出願書類(調査書)においては、高等学校課程の幅広い教科における基礎学力を評価します。また、主体的に取り組む態度や勉学意欲等についても評価します。なお、出願書類(推薦書)は面接における参考資料として活用します。
学校推薦型選抜Ⅱ
  • 高等学校課程の幅広い教科における基礎学力および工学分野の勉学に必要な知識と理解を有し、思考力?表現力?主体性において優れた面をもつ学生を選抜します。
  • 学位プログラムごとに募集し、学位プログラムの工学分野に対する高い関心をもつ学生を選抜します。
  • 大学入学共通テストにおいては、各学位プログラムの指定した3教科3科目の試験を課し、学位プログラムの工学分野の勉学に必要な知識と理解を評価します。
  • 面接試験においては、学位プログラムの工学分野に対する勉学意欲?関心の他、思考力?表現力?主体性等を評価します。
  • 出願書類(調査書)においては、高等学校課程の幅広い教科における基礎学力を評価します。また、主体的に取り組む態度や勉学意欲等についても評価します。なお、出願書類(推薦書)は面接における参考資料として活用します。