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経済科学部の三つのポリシー(学際日本学プログラム)
ディプロマ?ポリシー
人材育成目標(卒業生が身に付けるべき資質?能力)
経済学?経営学を中心に、人文社会科学分野の専門知識に基づいて日本をめぐる環東アジア的文脈を理解し、複合的な観点から現代日本の抱える課題に取り組むことができる人材、東アジア地域共生のヴィジョンを持って、他者と粘り強く対話することのできる人材を育成します。具体的な目標は次の通りとします。
- 経済学?経営学を中心に人文社会科学の複数ディシプリンを身に付け、日本が直面する問題を多角的に分析することができる。
- 日本語とそれ以外の言語の双方を身に付け、グローバルな視点から日本をめぐる問題を分析して、自らの考えを積極的に発信することができる。
- 留学生との共修を通じて、粘り強い対話力を身に付け、国際的な視野で情報発信や課題解決に取り組むことができる。
本学に当該プログラムの修業年限以上在学し、所定の授業科目及び124単位以上を修得した者で、人材育成目標に係る下記の能力を有すると認められる者に、学士(学術)の学位を授与します。
プログラムの到達目標(目標としての学修成果)
知識?理解
- 日本の社会と文化が抱えている今日的な問題とその歴史的背景について、基礎的な知識と理解を有している。
- 日本の社会と文化を理解するための環東アジア的な文脈について、基礎的な知識と理解を有している。
- 人文?社会科学諸分野における日本研究について、基礎的な知識と理解を有している。
- 日本学?日本研究の成立の経緯と現状について、基礎的な知識と理解を有している。
当該分野固有の能力
- 日本の社会と文化における様々な問題を歴史的な観点からとらえることができる。
- 日本の社会と文化における様々な問題をグローバルとローカルの両方の観点からとらえることができる。
- 人文?社会科学のいくつかのディシプリンにおける基礎的な分析手法を使うことができる。
- 日本学?日本研究の現状の問題点をふまえたうえで、自らの課題を設定することができる。
汎用的能力
- 自ら課題を設定し、探究に取り組むことができる。
- 英語その他の外国語を、問題探究、議論、発表のために使うことができる。
- 東アジアと日本が抱える問題について、正確な基礎知識をもとに議論することができる。
- 課題解決のために他者と協働することができる。
態度?姿勢
- 変化しつづける現代社会の諸問題に旺盛で多面的な関心を持ちつづける態度を備えている。
- 生涯にわたり、自身を省察しながら自律的に学習しつづける態度を備えている。
- 自身と異なる考え方、背景をもつ人を尊重する態度を備えている。
カリキュラム?ポリシー
到達目標に達するための教育課程
カリキュラム編成
本プログラムは4年制で、1年次には、大学での学修に必要な基礎的なアカデミックスキルを修得する授業科目と、プログラム選択に必要な経済学?経営学を中心とする人文社会科学分野の基礎知識を学修する授業科目を配置しています。2年次以降には、学際的な履修へと進ませ、①複数ディシプリンの修得、②外国語学修、③「共修」(ともに学ぶ)の3点を重視した授業科目を配置し、4年次には集大成科目として必修の卒業論文を配置しています。
学修内容?方法
1年次においては、グループワーク、個人による自己学修、選択するプログラムの紹介を組み合わせたスタディスキルズと学部共通基礎科目を履修します。2年次以降は、①モジュールを卒業要件に組み込み、日本学を含む2つ以上のディシプリンの学修を義務づけ、②英語、初修外国語の履修を重視し、外国語文献講読を必修とするとともに、いくつかの専門科目は外国語で講義を行い、③別途、ダブルディグリー?プログラム(DDP)を立ち上げ、留学生と日本人学生の共修を体系的に展開します。
学修成果の評価方法
以下の3つの直接評価を実施します。
- 基礎モジュール修了試験の実施。
- 集大成科目としての卒業論文の位置づけと、ルーブリックによる観点別評価の実施。
- 実習?演習科目における共修のパフォーマンス評価をルーブリックを用いて行う。
アドミッション?ポリシー
入学者に求める学力と入学者選抜方法
入学者に求める学力
経済科学部全体
- 経済学?経営学を中心に人文社会科学分野を幅広く学び、地域社会の着実な発展に貢献することを望む人
- 課題を発見し、その解決のために必要な知識?技能を主体的に学修することができる人
- 課題に取り組むために他者とすすんで協働する態度をもった人
- 高等学校教育全般にわたる基礎学力を有するとともに、大学で学修をいっそう深化?拡大することを望む人
- 高校卒業程度の基礎学力を有し、国語?英語の文章読解力および数学的?論理的思考力を備えている人
学際日本学プログラム
- 人文社会科学の複数の学問領域を身に付け、日本とアジアが直面する問題を多角的に考えることを望む人
- グローバルな視点から、自らの考えを積極的に発信することを望む人
- 様々な人と「ともに学ぶ」ことを通じて、他者に開かれた粘り強い対話力を身に付けることを望む人
選抜方法
一般選抜
大学入学共通テストの成績で選抜する(基礎的な知識?技能を測る)ことに加え、前期日程試験では個別学力検査を課す(思考力?判断力?表現力等の能力を測る)。
学校推薦型選抜
学校推薦型選抜では大学入学共通テストを免除し、個別学力検査における総合問題によって論理的な思考能力および日本語の理解力?表現力を測るとともに、提出書類(調査書?志願理由書)によって主体的に学習に取り組む態度を測る。
総合型選抜
総合型選抜では大学入学共通テストを免除し、個別学力検査における小論文によって論理的な思考能力および日本語の理解力?表現力を測るとともに、提出書類(調査書?自己推薦書)によって主体的に学習に取り組む態度を測る。
社会人特別選抜
社会人特別選抜では大学入学共通テストを免除し、小論文により思考力?判断力?表現力等の能力を測り、面接により主体的に学習に取り組む態度を測る。