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人文学部の三つのポリシー(言語文化学プログラム)
ディプロマ?ポリシー
人材育成目標(卒業生が身に付けるべき資質?能力)
日本、中国、朝鮮、イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、ロシアの言語?文学?文化を専門的?総合的に把握する学問的探究を通じて、多様な価値観が存在する国際社会の中で活躍するための柔軟な思考力と協働的な行動力を有する人材を育成します。
学位授与の条件
本プログラムの修業年限(第1年次を含め4年)以上在籍して、次にあげた到達目標を身につけ、所定の授業科目を124単位以上修得した者に学士(文学)の学位を授与します。
プログラムの到達目標(目標としての学修成果)
知識?理解
- 言語?文学?文化研究の基本的方法?理論に基づき、言語文化を理解している。
- 言語文化の多様性と共通性および変遷過程を知り、個別の言語文化を広い視野から位置づけ理解している。
- 言語文化を周辺諸学問との影響関係の中で理解している。
当該分野固有の能力
- 言語?文学?文化の各領域に関わる文献史料を適切に理解?分析することができる。
- 言語?文学?文化の各領域の研究方法?理論に基づき、言語文化に関する研究課題を深めることができる。
- 自身が専門とする言語文化に関する知識と高度な言語運用能力によって情報を発信することができる。
汎用的能力
- 多様な文化的状況への理解に基づき、社会における様々な問題を発見?理解することができる。
- 問題の解決に向けて、情報を多角的に収集して分析し、効果的に活用することができる。
- 他者と情報を共有しつつ、問題解決に向けた議論を構築することができる。
- 自身が専門とする言語文化に関する知識と高度な言語運用能力によって、異文化を背景とする他者とも相互理解を図ることができる。
態度?姿勢
- 人間、社会、文化に関わる諸問題に多角的?分析的にアプローチを試み、主体的に取り組む態度を備えている。
- 身近な課題の探究を通して、地域社会に貢献する態度を備えている。
- 異文化に対する理解を深め、調和ある国際社会の形成に貢献する態度を備えている。
- 社会のなりたちとその歴史を深く理解し、人類が生み出した文化に敬意を持ち、その価値を後世に正確に伝える態度を備えている。
カリキュラム?ポリシー
到達目標に達するための教育課程
カリキュラム編成、学修内容?方法
人文学部人文学科の学生は第1年次末に志望する学位プログラム(主専攻プログラム)を決め、第2年次からプログラムでの学修をはじめます。人文学部の授業科目開設にあたっては、教養教育と専門教育の連携の上に構築された学士課程教育の中で、確かな専門知識と幅広い教養を涵養し、人文的実践知を育むことを目指しており、とくに言語文化学プログラムでは言語文化学に関わる幅広い学問分野の科目を提供し、多様な視点からの学修を可能としています。また、異なる言語?文学?文化を横断的に探求し、総合的に把握することを可能にしている点もカリキュラムの特徴です。
カリキュラムは大きく3つの科目群から編成されています。知識?理解科目群は、主として第1年次に履修する教養科目を基盤に、第2年次以降の基礎講義科目、第3年次以降の発展講義科目からなります。基礎講義科目と発展講義科目は関連する科目をまとめたモジュールなどを活用し、体系的?総合的な学修を可能としています。演習科目群には第1年次の人文初年次演習、第2年次の基礎演習、第3?第4年次の発展演習があります。年次ごとに段階的に進みながら、課題発見?分析?実践?協働?発信といった能力を、プログラム固有の方法に即しながら4年間を通して総合的に養成します。また、第2年次以降に履修できる表現プロジェクト演習は、とくに実践的な表現に重点を置いた教養科目です。リテラシー科目群には第1年次の人文学の技法を学ぶ入門講義、第1年次以降の英語?初修外国語科目、第2年次以降の実習?研究法科目があり、プログラムでの学修の基礎的リテラシーを修得しつつ、協働?実践の力を養います。こうした学修の集大成として第4年次に卒業論文を執筆します。
以上のほかに、卒業後のキャリア?社会との関係について考えるキャリアデザインという科目が人文学部共通で用意されています。海外研修?留学も推奨しており、海外の大学で修得した単位を卒業に必要な単位として認定できます。また、教員免許(中学:国語、高校:国語)の取得に必要な科目も提供しています。
学修成果の評価方法
学修成果の評価にあたっては、各授業科目の評価とともに、とくに集大成科目として卒業論文の評価を重視しています。卒業論文の評価は提出された卒業論文の審査および口述試験により、複数の評価観点からおこないます。
アドミッション?ポリシー
入学者に求める学力と入学者選抜方法
入学者に求める学力
- 人文学部で学ぶことのできる分野に関する基礎的な知識と技能を有している人
- 基礎学力に立脚した豊かな思考力?判断力?表現力を有している人
- 人間?社会?文化に関わる諸問題に主体的に取り組み、仲間との協働作業により、多様な答えを追求する力を有している人
選抜方法
一般選抜(前期日程)
高等学校卒業レベルの基礎学力を持つとともに、人文学部での学修に関連する科目の理解と応用能力を備えた人を選抜する。
大学入学共通テストでは、6教科8科目又は7教科8科目の試験を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。個別学力検査では、国語と外国語を必修科目として課し、人文学を学ぶ上で基盤となる科目への理解度と応用能力を評価する。また数学と地理歴史から1教科を選択科目として課し、人文学の各分野に対する適性を評価する。
一般選抜(後期日程)
高等学校卒業レベルの基礎学力を持つとともに、論理的な思考能力と表現能力を備えた人を選抜する。
大学入学共通テストでは、6教科8科目又は7教科8科目の試験を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。個別学力検査では、総合問題を課し、人間?社会?文化の学修に関する適性を評価する。
学校推薦型選抜
高等学校卒業レベルの基礎学力を持つとともに、上記の「求める学生像」にふさわしい人を選抜する。
大学入学共通テストでは、3教科3科目を課し、高等学校卒業レベルの基礎学力を評価する。小論文と面接では、人文学に対する学習意欲と適性を評価する。