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自然科学研究科環境科学専攻地球科学コース(博士後期課程)の三つのポリシー
ディプロマ?ポリシー
人材育成目標(修了生が身に付けるべき資質?能力)
本プログラムでは、陸域や海洋底の堆積層、岩石、鉱物、化石などを対象に、それらのマクロ的?ミクロ的特質を最新の研究手法で探究し、岩圏と生物圏それぞれの性質と相互作用を、物質科学、歴史科学、形の科学的視点から総合することにより、地球システムの根本原理を解明する。世界の先進的な教育研究機関と連携して研究活動を展開し、国際的に活躍する研究者および技術者?教育者を育成します。
本学に当該プログラムの修業年限以上在学し、所定の授業科目及び19単位以上を修得した者で、下記能力を有すると認めれた者に、博士(理学)又は博士(学術)の学位を授与します。
プログラムの到達目標(目標としての学修成果)
知識?理解
- 地質科学の先端のトピックを題材に、理学研究の方法論や発展可能性について理解している。
当該分野固有の能力
- 鉱物岩石?地層古生物?構造地質の各分野のうち、自らの研究課題に即した分野あるいは隣接する分野について、最新の研究手法や先端的な課題について理解している。
- 自らの研究対象のマクロ的?ミクロ的特質について、世界の先進的な教育研究機関と連携して研究活動を展開し、結果を適切にまとめることができる。
- 自らの研究課題に即し、岩圏と生物圏それぞれの性質と相互作用を、物質科学、歴史科学、形の科学的視点から総合的に解明することができる。
汎用的能力
- 課題を解決するための計画を立案し、複数の解決策や与えられた制約を考慮したうえで計画的?自主的に情報を取得し、高度に解析することができる。
- 発展的知識や最新の研究トピックを吸収し、世界の先進的な動向を踏まえつつ、自らの課題解決に生かすことができる。
- 収集した情報を整理?再構成して自ら表現できる。その上でチームで議論を深めて活かすことができる。
- 理学の素養と専門的技能を基に、物事を正確に表現し、グローバルな視点も含めたコミュニケーションを取ることができる。
態度?姿勢
- 課題解決の過程で、世界の先進的な教育研究機関との連携を積極的に試みる姿勢を備えている。
- 課題解決の過程で、自発性?協調性を十分発揮するとともに、科学的?社会的な倫理観をもってあたる姿勢を備えている。
カリキュラム?ポリシー
到達目標に達するための教育課程
カリキュラム編成
博士後期課程では、岩圏と生物圏それぞれの性質と相互作用を、物質科学、歴史科学、形の科学的視点から総合することにより、地球システムの根本原理を解明を通じ、世界の先進的な教育研究機関と連携して研究活動を展開し、国際的に活躍する研究者および技術者?教育者の養成を目的に対応したカリキュラムが編成されています。コースワークは大きく4つの要素から構成されます。
「科目群A」では、地質科学の先端のトピックを題材に、理学研究の方法論や発展可能性について理解します。「科目群B」では、自らの研究課題に即した分野あるいは隣接する分野について、最新の研究手法や先端的な問題認識を理解します。「科目群C」では、課題解決のために計画性?自発性を発揮し、情報収集から解決に至るプロセスを実践し、表現?発信する能力を身に付けます。「科目群D」では、グローバルな視点や社会的観点を含めた専門性の発揮について学修し理解します。
学修内容?方法
第1期?第2期に「科目群A」に含まれる「先端科学技術総論」、「科目群B」の各専門分野の先端的知識を身に付けます。「地球科学特定研究Da」により後期課程の研究をスタートさせます。第3期?第4期以降はリサーチワークが中心となります。「地球科学演習D」「地球科学特定研究Da、Db」により研究を進め、「中間発表D」にて研究の中間成果をまとめます。第5期?第6期は「地球科学特定研究Dc」によって研究成果を取りまとめ博士論文を作成します。
学修成果の評価方法
「科目群A」「科目群B」および「科目群D」の学修成果は、科目における試験やレポートにおいて一定以上の成績を修めることで評価されます。「科目群C」の学修成果は、ゼミ形式での議論や発表会、あるいは博士論文と発表に基づき、統合的な課題解決とコミュニケーションの能力を、ルーブリックを通して評価します。
アドミッション?ポリシー
入学者に求める資質?能力と入学者選抜方法
入学者に求める資質?能力(求める学生像)
地質学分野において、世界の先進的な教育研究機関と連携して研究活動を展開し、国際的に活躍する研究者および技術者?教育者として活躍する人材を養成するために、以下のような資質?能力を有する学生を求めます。
- 学内外を問わず、十分な情報収集、解析および発信の能力を持つ人
- 独創性に富む人
- 地質学分野での修士課程修了学生および高い実務経験を有する社会人
選抜方法
博士前期(修士)課程で修得した知識と探求能力を更に発展させ、地質学の分野での活躍を目標とする知的好奇心にあふれ、十分な専門的知識?能力、および強い意志をもつ学生や、自然科学を生かした専門的職業人を目指す高い勉学意欲を有する学生?社会人を、以下の方法により選抜します。
一般選抜
本選抜では、口述試験において、修士学位論文(又は研究経過報告書)及び研究計画書についての説明?質疑を行う。博士前期(修士)課程で修得した知識と探求能力を更に発展させる能力、地質学の分野での活躍を目標とする知的好奇心、十分な専門的知識?能力、および強い意志をもつ能力を評価する。
社会人特別選抜
本選抜では、口述試験において、自然科学を生かした専門的職業人を目指す高い勉学意欲を評価する。
外国人留学生特別選抜
本選抜では、口述試験において、修士学位論文(又は研究経過報告書)及び研究計画書についての説明?質疑を行う。博士前期(修士)課程で修得した知識と探求能力を更に発展させる能力、地質学の分野での活躍を目標とする知的好奇心、十分な専門的知識?能力、および強い意志をもつ能力を評価する。