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自然科学研究科材料生産システム専攻素材生産科学コース(博士後期課程)の三つのポリシー
ディプロマ?ポリシー
人材育成目標(修了生が身に付けるべき資質?能力)
地球環境保全、資源循環、健康保持増進などの人類の継続的発展に資する新素材?機能材料の設計、開発、製品設計?生産プロセスの最適化、機器の高度化?高機能化などに関する基礎的な専門知識と柔軟で幅広い応用力を有し、かつ豊かな人間性と高いコミュニケーション能力を備え、社会の継続的発展に貢献できる能力を有する人材を育成します。
本学に当プログラムの修業年限以上在学し、所定の授業科目及び23単位以上を修得した者で、人材育成目標に係る下記能力を有すると認められた者に、博士(工学)又は博士(学術)の学位を授与します。
プログラムの到達目標(目標としての学修成果)
知識?理解
- 自然?社会?人類に対する広い視野を持ち、専門的職業人としての責任を自覚する能力(A)
- 自然科学に関する基礎知識とその応用方法についての理解(B)
- 素材生産科学の専門分野において研究?技術が社会に与える影響に関する理解(B)
当該分野固有の能力
- 最先端機能性材料の創製と機能の最適化およびその効率的生産システムの構築に関わる高度な専門知識の修得と問題解決?解決能力(B)
- 応用化学系においては、原子?分子レベルでの設計、合成、機能解析に基づき、最先端高機能性物質?材料の創製に関わる知識を理解し活用できる能力(B-1)
- 化学工学系においては、環境調和型効率的生産システム、環境保全技術の構築に関わる知識を理解し、応用できる能力(B-2)
汎用的能力
- 専門的問題を解決する選択肢を複数生成し、その中から最適な選択肢を同定する能力(最適解の同定)(C)
- プレゼンテーション能力?国際会議等における発表能力および学術雑誌への論文執筆能力(C)
- 専門的問題の創造的解決能力(高度工学力)(C)
態度?姿勢
- 専門的な問題を解決するために自己の技能を継続的に高める能力(継続的学習)(A、B、B-1、B-2、C)
- 自立した研究者?技術者として、研究を含めて専門的な問題を解決する過程を管理し実行する能力(マネジメント能力)(C)
- 専門的職業人と協働して問題を解決する能力(グループワーク能力)(C)
カリキュラム?ポリシー
到達目標に達するための教育課程
カリキュラム編成
博士後期課程では、プログラムの人材育成目標を達成するため、以下のようにカリキュラムが編成されています。
1)自然?社会?人類に対する広い視野を持ち、責任を自覚する能力を資質や知識を養うための科目。
2)最先端機能性物質の創製と機能の最先端化およびその効率的生産システムの構築に関わる高度な専門知識の習得と問題発見?解決できる能力を養うための科目。
3)コミュニケーション能力、国際会議等における発表能力および学術雑誌への論文執筆能力を養うための科目。
学修内容?方法
1年次では、自然?社会?人類に対する広い視野を持ち、責任を自覚する能力を資質や知識を養うため、材料生産システム博士セミナーI、材料生産システム博士特定研究I、素材生産科学コース演習を履修します。最先端機能性物質の創製と機能の最先端化およびその効率的生産システムの構築に関わる高度な専門知識を習得のため、コース開講専門科目および他コース?他専攻専門科目を履修します。コミュニケーション能力、国際会議等における発表能力および学術雑誌への論文執筆能力を養うため、外国語論文解説?討論Iを履修します。
2?3年次では、自然?社会?人類に対する広い視野を持ち、責任を自覚する能力を資質や知識を養うため、材料生産システム博士セミナーIIとIIIを履修します。最先端科学の高度な専門知識の習得と問題発見?解決能力を習得するため、コース開講専門科目および他コース?他専攻専門科目を履修します。コミュニケーション能力、国際会議等における発表能力および学術雑誌への論文執筆能力を養うため、外国語論文解説?討論IIとIII、中間発表、材料生産システム博士特定研究IIとIIIを履修します。
学修成果の評価方法
材料生産システム博士セミナーI~III、素材生産科学コース演習、コース開講専門科目および他コース?他専攻専門科目については、各科目のシラバスで明示する評価基準に基づいて学修成果を評価します。
材料生産システム博士特定研究I、II、IIIについては、学位論文審査基準に沿って成果を評価します。
中間発表では、プレゼンテーションによって博士特定研究の進捗状況を評価します。
アドミッション?ポリシー
入学者に求める資質?能力と入学者選抜方法
入学者に求める資質?能力(求める学生像)
当プログラムの人材育成目標を達成できる人材を養成するために、以下のような資質?能力を有する学生を求めます。
1.材料生産科学に関する知識と問題発見能力を有する人
2.博士前期課程における専門分野の基礎学力、専門知識、プレゼンテーション能力、語学力、および研究意欲を有する人
3.当プログラムの関連分野において研究開発の実務経験を有する人
選抜方法
博士前期課程修了レベルの基礎学力、専門分野に対する高度な知識と十分な研究遂行能力、コミュニケーション能力、専門分野に対する明確な動機や意欲をみるため、以下の方法により選抜します。
一般選抜
本選抜では、博士前期課程で修得した知識と自然探求能力を更に発展させ、研究者として自然科学の分野での活躍を目標とする知的好奇心にあふれ強い意志をもつ学生や、自然科学を生かした専門的職業人を目指す高い勉学意欲を有する人を選抜する。
口述試験により選抜する。口述試験では、修士学位論文(あるいは研究経過報告書)と研究計画書を中心に行う。
社会人特別選抜
本選抜では、博士前期課程で学んだ知識と社会人としてのキャリアを基礎に、新しい知識を学びこれを積極的に活用する手法を修得し、専門的職業人としてのキャリアアップや自然科学?技術の新たな分野に進む勉学意欲と自主努力を行う強い意志をもつ社会人を選抜する。
選抜は学力検査(口述試験)と出願書類を総合して行う。学力検査(口述試験)では、修士学位論文(あるいは研究経過報告書)と研究計画書を中心に行う。
外国人留学生特別選抜
本選抜では、一般選抜の事項に加えて、入学希望コースでの学修に支障ない基礎学力(素材生産科学コースに対応する博士前期(修士)課程修了以上の資格あるいはこれと同等以上の能力)と研究に対する意欲を有し、日本語あるいは英語による必要最小限のコミュニケーションの能力を有する人を選抜する。
選抜は学力検査(筆記試験、口述試験)および出願書類を総合して行う。筆記試験は、専門科目、日本語?英語について行う。学力検査(口述試験)では、修士学位論文(あるいは研究経過報告書)と研究計画書を中心に行う。