- ホーム
- 医歯学総合研究科(博士課程)分子細胞医学専攻の三つのポリシー
医歯学総合研究科(博士課程)分子細胞医学専攻の三つのポリシー
ディプロマ?ポリシー
人材育成目標(修了生が身に付けるべき資質?能力)
分子細胞医学専攻では、疾患を分子細胞生物学的手法で解析する研究を行い、疾患の予防、治療法を開発するとともに、分子細胞医学に関わる先端生命科学、応用専門医学、境界領域医学の研究者及び高度医療専門職業人を養成します。
本学に当該プログラムの修業年限以上在学し、所定の授業科目及び30単位以上を修得した者で、下記の能力を有すると認められる者に博士(医学または学術)の学位を授与します。
- 生命科学や技術の進歩、多様化する医療課題、ニーズに対応できる能力。
- 癌、神経、神経疾患に関わる先端生命科学、応用専門医学、境界領域医学の研究を遂行できる能力。
- 研究成果をもとに、高度医療専門職業人として地域社会と世界の医療に貢献できる能力。
- 研究者、高度医療専門職業人の育成に貢献できる能力。
- 自ら研究課題を開拓し、独創的な研究を遂行できる能力。
プログラムの到達目標(目標としての学修成果)
知識?理解
- 生命科学全般の最新の知見?研究動向を理解している。
- 分子?細胞レベルの生体および疾患解析法を修得している。
当該分野固有の能力
- 修得した高度な学識?技術を基に、分子細胞医学領域で先進的研究を推進することができる。
- 新規性?独自性に富んだ研究課題を開拓することができる。
- PI(principal investigator)として研究を推進、指導がすることができる。
- リサーチマインドを持って臨床教育や臨床研究指導をすることができる。
- 高度医療専門職業人として、先進医療を医療現場で実現することができる。
汎用的能力
- 科学的思考により論理展開することができる。
- 異種分野との融合研究を推進することができる。
- 自ら仮説を構築し、検証することができる。
- グローバルなコミュニケーションに対応するための英語力を備えている。
- 研究成果をグローバルに発信するために必要なプレゼンテーション能力、英語力を備えている。
- 研究成果を社会に還元するための応用力を備えている。
- 最新のICT(Information and Communication Technology)を活用することができる。
- 人材育成に必要な知識、能力を備えている。
態度?姿勢
- 生命倫理、研究倫理、個人情報保護を尊重した真摯?公正な態度、姿勢を備えている。
- 研究者?高度医療専門職業人としての社会貢献に対する責任感を備えている。
- 継続的研究や生涯学習を実践する意思?意欲を備えている。
カリキュラム?ポリシー
到達目標に達するための教育課程
カリキュラム編成
医学系3専攻の各分野の研究理論および研究手法の教育に加え、学際的研究を進める能力をもつ人材を養成する目的に対応するため、以下の3段階からなる教育カリキュラムが編成されています。
レベル1:専攻に共通する医学?医療研究理論や研究方法を修得するためのカリキュラム
レベル2:主教育研究領域及び関連領域における基礎的研究理論に関する知識?技能を修得するためのカリキュラム
レベル3:領域横断的理論?研究法を修得するとともに、レベル1、2で修得した研究理論並びに研究手法を用いて、指導教員のもとで各大学院生が研究課題に応じた専門的研究を行い、得られた研究結果を分析?考察し、研究成果を広く公表し、博士論文を作成するためのカリキュラム。
学修内容?方法
カリキュラムレベルに対応する科目と内容は以下の通りです。
レベル1「専攻共通必修科目」:医学系3専攻共通必修科目として3専攻横断的に教育?研究分野を担当する教授による15回の英語授業からなる。
レベル2「専攻共通選択科目」:専攻別の演習からなる。
レベル3「専攻個別科目」:主教育研究領域及び関連領域の講義?セミナー?演習からなる。他専攻の科目(1科目)を選択することもできる。
学生は入学1か月以内に指導教員のもとに、研究題目および履修する授業科目を定め、履修計画書を研究科長に提出します。また、毎学年の始めに、指導教員の指導のもとに、その年度に履修する授業科目を定め、履修届を研究科長に提出します。
学生は、1年次に「専攻共通科目」を履修し、2年次以降は「専攻個別科目」により大講座をまたいだ領域横断的授業を受けつつ、学位論文作成に向けた研究活動を行います。
学修成果の評価方法
「専攻共通必修科目」については、授業ごとに小テストを行い、その結果を成績判定資料としています。社会人およびやむを得ない事情により受講できなかった者にはe-learningによるビデオ学修とレポート提出が課せられます。研究進捗状況については、研究成果中間発表会(みかんの会)(3年次もしくは4年次の秋に実施)により評価します。学位論文については学位申請受理基準を満たしているかどうかについて医学系博士課程専門委員会で審査し、教授会での承認を受けます。申請が受理された論文について公開審査会で口頭発表し、主に教授からなる審査委員(主査1名、副査2名)による口頭試問(学力試験)を受け、審査結果について博士課程専門委員会での事前審査を経て、教授会で合否を判定します。
アドミッション?ポリシー
入学者に求める資質?能力と入学者選抜方法
入学者に求める資質?能力(求める学生像)
分子細胞医学専攻において、研究者、高度医療専門職業人を養成するために以下のような資質、能力を有する学生を求めます。
- 医学科卒業生、修士課程修了者もしくはそれらと同等レベルの基礎学力を有している人。
- 医学?医療の分野で、高度医療専門職業人として社会に貢献する意志と意欲のある人。
- 医学?医療を通して人類の幸福に貢献する意志を持った人。
- 先端生命科学を担う研究者を目指す人。
- 自ら研究課題を開拓し、独創的な研究を遂行する人。
- 医学研究者?高度医療専門職業人として世界の医療に貢献しようとする意欲を持った人。
- 分子細胞生物学全般を統合的、体系的に理解する能力、志望する研究教育分野における基礎知識を有している人。
選抜方法
分子細胞医学専攻において、医学科卒業生、修士課程修了者もしくはそれらと同等レベルの基礎学力を持つとともに、志望する教育研究分野への高い理解度を持つ人を選抜します。そのために、以下のような選抜方法を実施します。
一般選抜?社会人特別選抜
- 個別学力検査では専門科目と外国語(英語)を課し、専門科目では志望する研究教育分野に対する理解度、語学試験では研究や周囲とのコミュニケーションに必要な語学力を評価する。
外国人留学生特別選抜
- 個別学力検査では専門科目と外国語(英語)を課し、専門科目では志望する研究教育分野に対する理解度、語学試験では研究に必要な語学力、周囲とのコミュニケーションに必要な語学力を評価する。