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東日本大震災から3年
わが国に未曾有の甚大な被害をもたらし,多くの方々の生活を奪った東日本大震災から3年を迎えました。私たちは,多くの尊い命を奪ったその日を決して忘れてはなりません。 被災された方々には心よりお見舞いを申し上げますとともに,被災地の復興と、安心して豊かな生活を営むことができる日が一日も早く来ることを心よりお祈り申し上げます。
本学では,ご家族が被災された学生に対する授業料免除や奨学金の支給など,困難な状況にあっても学業を志す学生の皆さんを応援する取組を継続して進めています。
また,本学の災害?復興科学研究所では,他大学や被災地をはじめとする行政機関,国等と協力して現地調査や復旧活動に取組むなど,今後,起こり得る自然災害に向けた研究を進めております。この他,被災地や新潟の県内に避難されている方々への健康診査や貴重資料の保存などに,医歯学総合病院や各学部等の教職員が関わっています。
新潟大学は,多様な教育研究分野?人材を擁する総合大学として,今後も,被災地の復旧?復興支援,調査活動や被災された方々の精神的なサポートなどに取り組んでまいります。
平成26年3月11日
新潟大学長 髙橋 姿
災害?復興科学研究所の取組
- マイクロ波リモートセンシングを活用した被災地の地震?津波被害マップの作製
- RC造学校建物の被害の解析による被害の特徴?原因の検討結果の紹介
- 岩手県被災者台帳システムの空間情報活用に関する研究
- 南相馬市等、原発事故被災地の空間線量率測定と地図の作成
- 新潟県内や東京都等への避難者の現状と課題の解明に向けた聴き取り調査
- 東京都と共働で開発?実装を進めた「被災者台帳システム」の岩手県での展開
- 「多様な津波挙動に支配された3?11津波堆積物の性状解明」
- 「沿岸小谷内や完新世海岸段丘上における津波堆積物の新しい認定方法の確立」
- 災害血栓予防医療チームによる段ボールベットによる避難所のシミュレーション
- 「東日本大震災の三陸沿岸仮設住宅団地における下肢静脈血栓症および不活発病予防のエコー検診」
- 「日本海側の巨大津波履歴の解明と遡上規模の復元」
- 「新潟市域の津波リスクの評価およびその対策の立案」
- 「防災?減災」シンポジウムや研究発表会?セミナー等における成果報告と今後の対応
※詳細な活動内容等は,災害?復興科学研究所HPをご覧ください。