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平成23年度後期 3 新潟県における水と土の汚染を考える

公開講座

工学部公開講座

講座の概要

地方大学の使命の一つは、地方特有の問題の所在を明らかにし、解決への道を拓くことにあります。
講師の高橋は平成12年度に同テーマで6回の公開講座を実施し概ね好評でした。その後10年間、汚染も研究も進み、これを基に現状?問題点を説明し、解決法を考えます。
内容は本質的に単純?明瞭です。テーマに関心のある多くの方の参加をお待ちしています。

講座の内容

日程 講義題目 講義内容 講師
10月 8日(土)9時45分~10時まで開講式を行います。
10月 8日(土)
10時~12時
新しい水汚染物質、人?家畜用の医薬品 高齢者および病む人が増えているからでしょうか、人と家畜用の医薬品が水系を汚染しています。実態を報告します。 自然科学系(工学部)教授
高橋 敬雄
10月22日(土)
10時~12時
農薬、河川水への現出と水田土壌への蓄積、水道水質への影響 10年前と最近、それぞれ3年かけて信濃川?阿賀野川に現出する農薬を調べました。その結果について説明します。
10月29日(土)
10時~12時
政令都市化と浄水場の統廃合、水道水質への影響 政令都市化して多数の水道が新潟市管轄となり、浄水場ごとに異なる水質の水が供給されている現状と問題点を考えます。
11月 5日(土)
10時~12時
新潟市内の地下水汚染 飲用は僅かですが、新潟市とその周辺に井戸がたくさんあります。汚染の様態について、特にヒ素汚染について説明します。
11月12日(土)
10時~12時
工場排水?農業廃水 および生活排水による地域水系の汚染 工場排水と生活排水、それに農業排水による地域水系の汚染が進んでいます。実態と行政施策の問題点を説明します。
11月19日(土)
10時~12時
新潟県内のダイオキシン循環(1) 我が国で定常的にダイオキシン研究をしているのは新潟大学以外、2~3にすぎません。
この回は、水田土壌?底質?淡水魚?海産魚の汚染について説明します。
11月26日(土)
10時~12時
新潟県内のダイオキシン循環(2) この回は食品および人体のダイオキシン類汚染と、ダイオキシン類の削減対策について説明します。
12月 3日(土)
10時~12時
途上国の水質環境
-カンボジアの飲料水事情と砒素汚染-
時を同じくして厳しい環境下に暮らす世界の人々のことを忘れてはなりません。95年からの調査と課題を説明します。
12月 3日(土)12時~12時15分まで閉講式を行います