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平成23年度後期 4 バイオマスの生産と利用-循環型社会および低炭素社会の実現に向けて

公開講座

農学部?大学院自然科学研究科?大学院技術経営研究科公開講座

講座の概要

循環型社会の創成にむけて、農業分野で取り組んでいかなければならない課題について解説します。
とくに有機農業の在り方、再生可能エネルギーの生産と利用、バイオマスのエネルギー変換と利用法、そうした活動を推進させる制度設計についてその現状と課題を詳しく説明します。
また低炭素社会の現状に関する認識を共有することで、循環型社会への取り組みを多くの人たちと進めていきたいと考えています。

講座の内容

日程 講義題目 講義内容 講師
10月 8日(土)13時15分~13時30分まで開講式を行います。
10月 8日(土)
13時30分~15時
バイオマス生産場としての土壌の保全と有機農業のあり方 地域バイオマス資源の利用とそれに伴う土壌の生物多様性を利用した農業を紹介します。 自然科学系
(大学院技術経営研究科)
教授
野中 昌法
10月22日(土)
13時30分~15時
エネルギー作物の生産と利用 バイオマス作物の種類、特性、利用および環境保全的な栽培法について概説し、その課題や将来性について考えます。 自然科学系(農学部)
准教授
渡邊 肇
10月29日(土)
13時30分~15時
木質バイオマスのエネルギー利用 切捨て間伐など森林には未利用資源が豊富にあります。それらのバイオマス資源の利用について解説します。 自然科学系(農学部)
教授
小島 康夫
11月 5日(土)
13時30分~15時
農業生産におけるバイオマスエネルギー利用のあり方 化石燃料に依存しない農業生産は可能でしょうか。バイオマスエネルギーを熱源とする種々のエンジンを紹介します。 自然科学系(農学部)
准教授
長谷川 英夫
11月12日(土)
13時30分~15時
農業における低炭素社会へのエネルギー利用  環境への負荷低減へのヒートポンプ技術の概説を行い、実際の農業現場への導入での効果(経済性、環境負荷低減)やその課題について紹介します。 自然科学系
(大学院自然科学研究科)
助教
大橋 慎太郎
11月19日(土)
13時30分~15時
カーボンオフセットの仕組み
—CDM、国内クレジット、J-VERの現状と課題—
二酸化炭素排出権の市場取引きについてどのような制度があり、それらの問題点は何か、考えていきます。 自然科学系(農学部)
教授
小島 康夫
11月19日(土)15時~15時15分まで閉講式を行います。