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平成23年度後期 7 「海の環境を科学する」
理学部公開講座
講座の概要
新潟県の美しい環境のひとつには、身近で魅力的な「海」が挙げられます。そこで、本講座では、海という環境を理解することを目的として、理学の多 角的な視点からの講義を行い、海は地球にとってどのような存在であるのか、海の環境はどのようになっているのか、またどのような問題が今起きているのかな どを解説します。
日程 | 講義題目 | 講義内容 | 講師 | |
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10月22日(土)13時15分~13時30分まで開講式を行います。 | ||||
10月22日(土) 13時30分~15時 |
地球の歴史と海の環境 | 海洋の年齢が2億年程度なのに、大陸は40億年以上の年齢を持っています。このことは海洋が単に地形的な凹みではなく、大陸とはまったく異なる形成過程があることを意味しています。 また海洋は生命を育むという重要な役割を担い、いつの時代でも豊かな環境を提供してきました。 このようなグローバルな視点で海を見つめます |
自然科学系 (理学部) 講師 卯田 強 |
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10月29日(土) 13時30分~15時 |
大気と海洋の循環 | 新潟の気象に影響する日本海、その水温や海流の分布の特徴は、地球規模の大気と海洋の循環が決めています。 そのような大気と海洋の流れの仕組みを解説します。 |
自然科学系 (理学部) 准教授 本田 明治 |
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11月 5日(土) 13時30分~15時 |
海水の水質 | 海水の水質には、河川水や湖沼水とは違った多くの特徴があります。 それらの特徴を中心に紹介するとともに、海水の本来の水質が変化することにより生じる諸問題についても紹介します。 |
自然科学系 (理学部) 准教授 松岡 史郎 |
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11月12日(土) 13時30分~15時 |
海水分析法の開発 | 海洋中にわずかに存在している多種の金属は、海洋生物にとって非常に大切な働きをしています。 ではこの微量溶存金属をどのように測定すればよいのでしょうか? この回では,物理的な手法による微量元素分析について平易に紹介します。 |
自然科学系 (理学部) 准教授 副島 浩一 |
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11月19日(土) 13時30分~15時 |
二酸化炭素を固定する生物 | 陸上植物とほぼ同じ量の二酸化炭素が藻類によって大気中から固定(吸収)されています。 そんな藻類の不思議なからだの構造や生活史について紹介します。 |
自然科学系 (理学部) 准教授 林 八寿子 |
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11月26日(土) 13時30分~15時 |
藻類の地理的分布とその変化 | 沿岸域の海藻や植物プランクトンの分布域を決定している環境要因について説明するとともに、近年報告されている分布の変化やその影響について紹介します。 | 自然科学系 (理学部) 准教授 上井 進也 |
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11月26日(土)15時~15時15分まで閉講式を行います。 |