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平成22年度後期 4 変容する自然災害 -その実態と対策-
災害復興科学センター公開講座
講座の概要
毎年のようにわが国のどこかで発生する大規模な自然災害。「最近、災害の様相や被災状況などが変わってきているのではないか?」と感じている人が多いのではないでしょうか。はたしてその実態はどうなのでしょうか。本講座では、まず災害の発生や態様と深く関わっている近年の自然?社会環境の変化について解説します。次に、これを踏まえ、雪崩災害、水災害、斜面災害、火山災害、地盤災害を取り上げて、近年の特徴や変容、その原因、望まれる防減災対策等を考えていきたいと思います。
講座の内容
日程 | 講義題目 | 講義内容 | 講師 |
---|---|---|---|
11月6日(土)13時15分~13時30分まで開講式を行います。 | |||
11月6日(土) 13時30分~14時30分 |
温暖化による近年の気象環境の変容と自然災害 | 温暖化等による近年の気象環境の変化傾向を紹介し、これが自然災害に及ぼす影響や適応策の必要性を考えます。 | 災害復興科学センター 准教授 河島 克久 |
14時45分~15時45分 | 社会環境の変化による自然災害の複雑化 | 社会環境の変化や違いが自然災害の被災状況、復旧?復興過程における個人や地域間差異などへ影響することを考えます。 | 災害復興科学センター 特任准教授 福留 邦洋 |
11月13日(土) 13時30分~14時30分 |
自然?社会環境により大きく変容してきた雪崩災害 | 近代以降,自然?社会環境の変化により発生の様相や被災状況を大きく変えてきた雪崩災害の実態について考えます。 | 災害復興科学センター教 授 和泉 薫 |
14時45分~15時45分 | 我々に襲いかかる水災害の全貌と気候変動に伴う変容 | 元来存在して我々にとって脅威である水災害とそれから生き残り術、さらには最近の気候変動が水災害に及ぼしている影響について考えます。 | 災害復興科学センター准教授 安田 浩保 |
11月20日(土) 13時30分~14時30分 |
環境変化に伴う斜面災害の変容 | 斜面災害の発生状況が、近年における気象条件の変化や開発の進展などにより変容している状況について考えます。 | 災害復興科学センター教 授 丸井 英明 |
14時45分~15時45分 | 火山災害の変容-火山土砂の長距離移動と破局噴火 | 火山による災害は火山から100km以上も離れて起こることがあります。火山湖の決壊洪水、融雪泥流や超巨大噴火の実例を挙げながら、火山防災のあり方を考えます。 | 災害復興科学センター准教授 片岡 香子 |
11月27日(土) 13時30分~14時30分 |
都市化による地盤災害の変容 | 地震では液状化などの地盤災害が発生します。都市化による地盤災害の拡大と対策について考えます。 | 災害復興科学センター准教授 卜部 厚志 |
11月27日(土)14時30分~14時45分まで閉講式を行います。 |