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戦略的創造研究推進事業(さきがけ)に本学教員2名が採択
科学技術振興機構(JST)が公募する戦略的創造研究推進事業(さきがけ)に本学自然科学系,超域研究機構の教員2名が採択となりました。
概要
さきがけとは,国(文部科学省)が示した戦略目標を踏まえ,JST が研究領域を設定し公募するもので,戦略目標に基づいて未来のイノベーションの芽を育む個人型研究です。研究総括と領域アドバイザーの下,年数回の合宿形 式の研究発表などを通じて同じ研究領域に集まった研究者と交流?触発しながら3年間から5年間に渡り,研究に取り組みます。「さきがけ牧場」とも呼ばれ, ユニークなイノベーション?ヒューマンネットワークが形成されています。
平成21年度事業は,687件の応募に対して68件が採択となりました。
自然科学系 八木 政行?教授
採択課題 | 「水素生成型太陽電池を目指した水の光酸化ナノ複合触媒の開発(3年間)」採択領域「光エネルギーと物質変換」(112件の応募中,13件の採択のうちの一つ) |
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概要 | 太陽光を電気エネルギーに変換すると同時に水から水素を生成する水素生成型太陽電池の創製を目指します。太陽光により水素のような 高エネルギー有用物質を生成するためには,水を電子源として利用することが不可欠であるため,水の光酸化系の構築は重要です。本研究では,独自に合成した 多様な高活性の水の酸化ナノ触媒と可視光電荷分離系を機能的に融合した水の光酸化ナノ複合触媒を合成して革新的な水の光酸化系の構築に挑戦します。 |
超域研究機構 和田 浩則?准教授
採択課題 | 「機械刺激受容体と神経軸索組織の構築基盤(3年間)」採択領域「脳神経回路の形成?動作と制御」(208件の応募中,16件の採択のうちの一つ) |
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概要 | 魚類の神経系は,成長に伴って常に新たな神経回路の再構築を続けます。本研究は,ゼブラフィッシュの側線神経系をモデルに,成体に おける神経発生を細胞?分子レベルで調べることによって,新しい神経回路形成のメカニズムを解明します。将来的には,聴覚器官の再生医療につながる知見が 得られ,神経組織がいかにして多様な形態を獲得するのか,という基本的な問題を明らかにできます。 |