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平成21年度後期 5 新潟中越地震被災地区の復旧と活性化
農学部公開講座
講座の概要
中越地震から5年が経ち復興も概ね軌道に乗ろうとしていますが,農業?農村においては多くの課題を抱えており,今後も息の長い対策が求められています。
本講座では,中越地震以後の復旧および活性化の取り組みを紹介し,復興について考えます。
講座の内容
日程 | 講義題目 | 講義内容 | 講師 |
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11月7日(土)18:15~18:30まで開講式を行います。 | |||
11月7日(土) 18:30~20:00 |
地震後5年間の被害特性と復旧対策 | 中越地震では,大きな被害以外に小さな被害が多く発生しました。また,被害はすぐには現れず一年以上経って現れたものもあります。こうした被害特性に見合った対応のあり方を考えます。 | 自然科学系 教授 有田 博之 |
11月14日(土) 18:30~20:00 |
農業水利施設の復旧と維持管理 | 中越地震では多くのため池が被災しました。最近明らかになった地形?地質等との関係から被災のメカニズムとタイプを説明し,健全な維持管理のための堤体の診断技術について紹介します。 | 自然科学系 教授 森井 俊廣 |
11月21日(土) 18:30~20:00 |
土砂災害発生の危険度を踏まえた安全対策 | 山間地域で生活をするには,土砂災害の危険度を踏まえた土地利用が大切ですが,地理情報システム(GIS)を用いて解析すると,土砂災害の危険性が高い場所を事前に把握することができます。 | 自然科学系 准教授 権田 豊 |
11月28日(土) 18:30~20:00 |
耕作放棄防止のための棚田の整備計画 | 現在,全国で多くの棚田が放棄されています。私たちの食や国土そして文化を支える棚田を守るためには,どのような計画技術が必要かについて,中越地震の経験を踏まえて考えます。 | 災害復興科学センター 特任助教 吉川 夏樹 |
12月5日(土) 18:30~20:00 |
衛星画像を用いて食味を向上させる稲作管理 | 美味しい米はタンパク含有率が低いことが分かっています。8月下旬から9月頃に衛星で稲の葉色をとらえ,葉色と収穫時の米粒のタンパク含有率との関係を利用しますと,米の食味が推定できます。 | 自然科学系 教授 阿部 信行 |
12月12日(土) 18:30~20:00 |
都市との交流による中山間集落の活性化 | 被災中山間集落では過疎化,高齢化のため復興に当たっては困難が伴いますが,都市との交流を通じた集落の復興,活性化が行なわれている事例を紹介しながら,元気な村つくりの方法を探ります。 | 自然科学系 教授 三沢 眞一 |
12月12日(土)20:00~20:15まで閉講式を行います。 |