このたび，新潟大学経済学部生が強盗致傷犯を取り押さえ，容疑者逮捕に繋がったとして管轄する警察署から感謝状を授与されました。

事件は10月4日（土）午前1時45分頃，新潟大学五十嵐キャンパス周辺で，女子大学生が手提げかばんを自転車の前かごに入れて駐輪していたところ，自転車ごと盗んだ容疑者の男が逃走を図ったもので，偶然現場近くにいた，いずれも経済学部3年生の外山弘明君と藤田晃一君が犯行に気づき，外山君が容疑者を追走し，その間に藤田君が110番通報するという見事な連係プレーが容疑者の現行犯逮捕に繋がりました。逃走する容疑者を，日頃卓球部での練習で鍛えた快足を飛ばし，約700メートル走ったところで捕らえた外山君は，容疑者と揉み合った際，右手首を負傷しながらも，警察官が現場にたどり着くまで容疑者をしっかりと取り押さえていました。

この勇敢な行為は市民の模範になるとして，10月6日（月）新潟西警察署から，ふたりに対して感謝状が授与され，荒木署長からは，「地域の防犯意識の向 上にも繋がる非常に立派な行為。容疑者に追いつく脚力や，部活で鍛えた連携プレーは大変素晴らしい。」との感謝の言葉が述べられました。

※　新潟大学としては，キャンパス周辺で起きた今回の事件を受け，犯罪被害にあわないためにも深夜帯に一人で出歩くことがないよう，学生に注意を呼びかけていくこととしています。

荒木署長から感謝状を授与される外山弘明君（左）と藤田晃一君