CANSATプロジェクトが能代宇宙イベントに出場し新潟大学初の学生によるハイブリットロケットの打ち上げを成功させました
工学部附属工学力教育センターが開講する講義「ものづくりプロジェクト」で活動しているCANSATプロジェクトが、11月3日~7日に秋田県能代市で行われた「第17回 能代宇宙イベント」に出場しました。「能代宇宙イベント」とは、学生/社会人によるロケット打ち上げ及びCanSatと呼ばれる自立ロボット制御の日本最大規模のアマチュア大会です。今年度は篮球比分直播感染症拡大防止のため、一般公開は行われませんでした。
期間の前半はロケットの打ち上げ実験が行われ、4年かけて完成させた学生による本学初のハイブリットロケットの打ち上げに臨みました。悪天候の影響はあったものの打ち上げは無事成功し、1日後に機体の回収も無事に行うことができました。フライトレコーダでのデータ取得もでき、解析して次年度以降の開発に活かす予定です。
期間の後半はCanSat競技が行われました。CanSat競技とは、ドローンなどで上空50m程度まで自立ロボットを打ち上げ後、そこから落下され、その後自動制御で目的地を目指す競技となっています。地面に着地してから車輪などを用いて目的地を目指すランバック競技と、空中を飛翔するなどして目的地を目指すフライバック競技があります。本学からはランバック競技に2チーム、フライバック競技に1チーム出場しました。ランバックチームは地磁気センサ、GPSセンサ、画像処理などを用いて近づき、フライバックチームは同種のセンサとパラセイルを用いて目標に近づきました。
ロケット部門においては、インターステラテクノロジズ株式会社(2019年5月に打ち上げたMOMO3号機で民間企業単独として日本初の宇宙空間に到達)様から陸打ち団体賞、北村帆高さん(工学部電子情報通信プログラム4年)が個人賞(現場賞)を受賞したほか、CanSat部門においては、ランバック競技では準優勝?3位、フライバック競技では準優勝するなど、各種の賞を受賞しました。
飛翔するロケット
無事回収されたロケット
パラシュートから切り離されてゴールへ向かうランバック機
パラセイルを用いて飛翔するフライバック機